イル・ド・フランス(Ile de France)というのは、
パリ市とそれを取り囲む郊外区域をまとめた呼び名です。
ここではパリ市の他に、
1998年のFIFAワールドカップ決勝戦の舞台になった
スタッド・ド・フランスのあるサンドニや、
ヴェルサイユ宮殿で名高いヴェルサイユも含まれます。
別の言い方をすれば、「パリ首都圏」ということもできます。
このエリア内の自治体で共同出展したのが、
パリ・イルドフランス案例です。
中国語ではパリは『巴黎』、イル・ド・フランスは『巴黎大区』と表記します。
例によって行列です。混雑防止のため、一定時間待ってから入場します。
ロボットの「ナオ」がお出迎えです。
このロボットは上海万博のフランス館での展示の方が有名ですが、
こちらパリ・イルドフランス館でも見ることができます。
もちろん、動きますよ!
この青い部分は、セーヌ川をイメージしたものです。
ヨーロッパの大都市はその多くが川に沿って発達してきていますが、
これは鉄道がなかった時代に、川が水運の要だったことに由来します。
島国の日本では海に面した港町は発達していますが、
ヨーロッパ内陸部では、川に沿って街が発展したという歴史があります。
川は単にイメージというのではなく、都市の生命線であったことに注意してみると、
この展示内容がより深く理解できるのでは、と思いました。
このパリ・イルドフランス案例は、案例連合館4−1にあります。
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