オーデンセがあるデンマークをはじめとした、
北欧の各国は家具や鉄道車両などに
シンプルながらも優れたデザインを持つことで知られています。
そして原色を上手に使うことにも特徴があります。
オーデンセ案例は、野外展示という
万博では異例の展示方法をとりました。
このため、直前まで準備されなかったらしく、
中国で発売しているガイドブック「
玩世博一本就Go」では、
単に地面の写真が載っているだけでした。
大きなオブジェを並べたという感じのオーデンセ案例。
テーマはスピニング・ホイール。
「自転車」を意味します。
ディスプレイの壁に簡単な説明や写真があり、
そして実物の自転車を置くという、意表をついた演出です。
ここでは車いすも自転車の一種として位置付けていました。
色の使い方が直観的で、それだけで印象に残るという展示手法は、
新しい形での都市生活の提案としてふさわしいものです。
でも、案例として観客には認識されていないのか、
見物する人はまばらでした。
でも、中国にはスウェーデン資本のIKEAが多く出店しており、
北欧デザインも身近なものになっています。
この展示手法が理解されたとき、多くの観客が集まってくるように思えました。
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