「亀にイソジンは使っちゃダメなの?」「水カビ病や皮膚病に使える?」という疑問。亀飼育者さんの間で知られている、イソジンの治療と効果的な使い方についてです。
■ケガにイソジンはNG!
「イソジンうがい薬」のポビドンヨードには高い殺菌力がありますが、亀(その他動物)のケガに使うのはNGとされています。
亀の水カビ病・皮膚病の治療にも使われるイソジンですが、「うがい薬」の方をケガの消毒に使うと
殺菌力が高すぎて新しく作られた細胞まで壊してしまい治りが遅くなるため注意が必要です。
「イソジンうがい薬」と「イソジンきず薬」、2種類あるのは理由があったんですね。
■完治した例もたくさん
もちろん「イソジンうがい薬」を使った薬浴・消毒でも、
亀の水カビ病・皮膚病・ケガが完治した例は多いです。自分も「きず薬」がなかった頃は使っていました。
でも、完治したのは、亀の自然治癒力か、イソジンの効果か、治りが遅かったのか早かったのかは、分からないのが本音です。はい。
「薬浴してるのになかなか治らないな」と思うときは、イソジンうがい薬が治癒を遅らせているのが原因かもしれません。
■イソジンを使う注意点
「亀のケガや皮膚病には、絶対にイソジンは使えないの?」というと、そうではありません。
人間のうがい用の「うがい薬」は、ケガやただれのない状態の皮膚についた細菌やウイルスを殺す目的で作られていることが分かります。また、動物病院での手術や消毒でも使われています。
その殺菌力ゆえ、
新しくできた細胞を壊す危険がないならOKということになります。
個人的な考察をまとめると・・・
・「イソジンうがい薬」は、うがいや手術など短時間の殺菌消毒向き
・亀(その他動物)のケガや皮膚病治療には「イソジンきず薬」を使う
・長期長時間おこなう薬浴は、新しい細胞を壊さない「イソジンきず薬」
・「イソジンうがい薬」は、ケガやジュクジュクした患部には使わない
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