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■冬眠に必要なもの
○冬眠用水槽
コンテナ、衣装ケース、トロ船など、空気が通り、頑丈で、亀が脱走しないもの。
○暗くする覆い
冬眠用の水槽を覆うもの。段ボール箱、板、空気穴を開けたビニールシートなど。
○レンガ
冬眠中の亀の息継ぎや足場。冬眠前後の亀が、好きな深さの場所へ移動できます。
○落ち葉
冬眠中の亀の目隠し、床材、足場になる。タンニンやバクテリアによる殺菌効果も。
冬眠用水槽は、コンテナのフタに穴を開けたもの。脱走防止などを考えた結果、これになりました。→ 水槽の作り方はこちら
■冬眠のための準備
1、10月ごろから用意開始
10月ごろから必要なものを用意していきます。地域にもよりますが、11月後半には冬眠に入ります。
2、落ち葉をアク抜きする
落ち葉を入れる場合は、アク抜きで2〜3週間以上タライなどで水にさらします。手に入らないときは、シェルターを入れるだけでも大丈夫。落ち葉の衛生面が気になるときは、カブトクワガタ飼育用のものがオススメ!→【Amazon】SANKO枯葉マット
3、 冬眠前は1週間ほど絶食
未消化の餌やフンが体内に残ると、亀が死んでしまいます。冬眠前の一週間は絶食させてください。
■亀の冬眠のさせ方
気温・水温が、10℃以下になったら冬眠させます。冬眠水槽に、レンガや落ち葉などをセット。
※冬眠の水深は、亀が底に沈んだ状態で「甲羅の高さの3倍」が目安。
※スムーズに冬眠に入れるよう、段ボールなどで水槽を軽く覆います。
■冬眠中のお世話は?
「5℃以下を保つ・凍結させない・定期的に水を足して様子見・フンなどがあれば取る」の4つです。
1、水温は5℃前後が目安
5℃前後の暗い場所(軒下など)に置き、3月頃に目覚めるまでそっとしておきます。
2、凍結させないよう注意
水槽の水が凍結すると、亀が凍って死んでしまいます。5℃前後を保ちつつ、0℃以下になって凍結させないよう注意してください。
3、定期的に中の水を足す
水が蒸発すると亀が死んでしまいます。定期的にチェックし、水を足してください。
4、水換えや世話は最小限
冬眠中の世話は、最小限に。フン・大きなゴミ・汚れを取りのぞく程度で良いです。
■亀の冬眠の注意点
10℃以上だと、冬眠しようとしません。亀にとって「冬眠するには暖かく、餌を食べて活動するには寒すぎる」という状態です。絶食のままで動き続けると、体力を消耗して危険です。
冬眠失敗(冬眠してくれなかったとき)に備え、ヒーターを用意しておき、なかなか冬眠しないときは保温飼育へ切り替えてください。
続きはこちら →【亀の冬眠】冬眠から起こす方法と冬眠明けの飼育
(2022年11月12日 改訂)
解説: |
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