上海万博では、これまでにない新しい試みが見られます。
その中で特徴的なのは、「城市最佳実践区」がつくられたことです。
英語では「アーバンベストプラクティス」と訳され、
日本語では「ベストシティ実践区」と公式サイトで表示されています。
ここでは「案例」(ケース)と呼ばれる場所があります。
通常のパビリオンと異なるのは、出展者が都市単位になっていて、
それに加えてその都市の民間企業が共同出展しているケースが多いことです。
中国からは香港・マカオも含め多くの都市が出展しているほか、
スペインやフランスも複数都市がそれぞれ案例を用意して、
「より良い都市、より良い生活」の万博テーマに沿った展示をしています。
日本からも大阪案例の出展があります。
大阪府と大阪市の共同出展で、在阪企業も多く協力しているほか、
三重県を含めた関西2府7県を紹介するスペースも用意していました。
「万博といえばパビリオン」という常識を破ったこの試み。
派手さはないけど、普段の住生活を改善して、
「ちょっとおしゃれな」日常を演出しようという姿勢に、
上海万博の特徴が表れているように思います。
ここでは、中に入らなかった案例の外観写真を紹介します。
中に入った案例については、独立したネタで紹介していこうと思います。
アルザス案例(フランス) ハンブルグ案例(ドイツ)
マカオ案例(中国マカオ特別行政区) マドリード案例(スペイン)
メッカ案例(サウジアラビア) 寧波案例(中国・浙江省)
ローヌ・アルプ案例(フランス) 上海案例(中国・上海市)
バンクーバー案例(カナダ) 西安案例(中国・陝西省)
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