パリで最新の地下鉄路線は14号線です。
2008年3月1日現在、オランピアードからサンラザールまで走っています。
14号線は他のメトロ各線とは大きく異なります。
まず、基本的に自動運転をしていることです。
このシステムをMETEOR(メテオール)と呼び、14号線の別名にもなっています。
METEORは
METro
Est
Ouest
Rapideの略で「東西高速メトロ」を意味します。
このため、東京メトロの南北線や京都市営地下鉄の東西線のように、
ホームドアが設置されています。
自動運転のため運転間隔は短く、週末の夜に乗ったときには
2〜3分間隔で運転されていた覚えがあります。
混雑がひどい他の路線のバイパスとして造られたため、
都心では駅と駅の間隔が長く、特にリヨン方面へのTGVが発着するガール・ド・リヨンと
RER・メトロのジャンクションになっているシャトレの間は
並行する1号線が3駅もあるのに、14号線はノンストップで駆け抜けます。
駅の造りはまるで未来都市に入った感じです。
吹き抜けの中をエスカレータで上がっていくマドレーヌ駅(写真)は必見です。
また、走っているエリアにはベルシー地区が含まれますが、
ここは再開発地区で、パリ最大の規模を誇るベルシー体育館(写真左)や、
ワイン貯蔵庫を再開発して商業エリアとしたクール・サンテミリオン(写真右)もあります。
ベルシー体育館については改めて独立したネタとして紹介します。
http://www.maniado.jp/community/neta.php?NETA_ID=904
この14号線は深夜でも乗客が多いので、
他のメトロの路線に比べると比較的安全です。
特に夜遅くにTGVでリヨン方面から到着した場合、
パリ・リヨン駅(ガール・ド・リヨン)ではタクシー待ちで
長蛇の列ができることもあります。
そんなときはメトロ14号線でマドレーヌなど
都心に出てからの方がタクシーを捕まえやすくなります。
是非参考にしてください。
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