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【亀の病気】 水カビ病の治療と使える薬 まとめ

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2011年5月19日
まゆみん
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亀(とくにニホンイシガメ)がよくかかる皮膚の病気「水カビ病」について、症状・原因・治療方法をご紹介します。




■症状・・・おもに、以下の症状が見られます。


・甲羅や体の一部が、部分的に白い
・皮膚にモヤモヤの白いものがついている
・白っぽい皮膚がはがれている


※甲羅が白いときは、水カビ以外の病気(シェルロットやアエロモナス感染症など)の可能性も。




■原因・・・飼育環境の悪化・亀の体力低下。

水中にいる真菌(カビ)が原因。水質が悪い・水温が低い・日光浴不足・ジメジメしているなどの飼育環境の悪化で、亀の抵抗力が弱まると発症します。




■特徴
・・・15℃前後で発症・イシガメに多い。

真菌が活発になる水温は、15℃前後。春先など季節の変わり目に多く発症し、逆に28℃以上(もしくは冬眠中)は発症しないのが特徴。二ホンイシガメは皮膚が弱く、発症しやすいです。




■治療・・・イソジン消毒・水温25℃以上で飼育。

完治しにくいため、根気よく治療を続けることが大切です。改善しないときは、動物病院で診察を受けましょう。


1、ついたカビを取りのぞく
体についた白いモヤモヤ部分のみ、ピンセットなどで取り除きます。皮膚がふやけて白くなっている部分は、無理に剥がしたり触らないよう注意。

2、イソジンで消毒・薬浴
治るまで毎日、「水で5〜10倍に薄めたイソジンを患部に塗って消毒」もしくは「30分ほど液につける薬浴」をします。刺激が強いため、亀の目や体内に液が入らないよう注意。

3、強制バスキングをする
イソジン消毒後は、1時間ほど強制バスキング。水の入っていない水槽や容器に亀を入れ、しっかり紫外線に当てて体を乾燥。亀が熱中症にならないよう注意しながら行います。

4、水温は25℃以上で飼育
水カビ病は、28℃以上もしくは10℃以下の低温だと発生しません。カビの増殖を防ぎつつ亀が活発になる適温は、水温25℃以上。水中ヒーターで水温25℃以上を保ちます。

5、飼育環境を改善する
水中のカビを取りのぞくため、使っていたフィルターは全て交換。清潔な飼育環境を保つため、水換えと日光浴は毎日行い、風通し良い環境を確保します。治るまで、できるだけ水換えがおすすめです。




■薬剤・・・カビに効果のある「抗真菌剤」を使う。

カビ(真菌)が原因のため、イソジン・メチレンブルー・抗真菌薬の治療がおすすめです。


○イソジン(うがい液)
軽度のときは、イソジン薬浴で治った例も多いです。もっとも手軽にできる方法です。

○メチレンブルー
金魚の水カビ病治療薬。亀の口や鼻に入らないよう、30分ほど薬浴させて乾燥させます。→【Amazon】メチレンブルー

○クロマイ-N軟膏
抗真菌剤が入った軟膏。体に塗って30分ほど乾かし、水で洗い流してから亀を水槽へ戻します。→【Amazon】クロマイ-N軟膏

○テラマイシン軟膏
亀の皮膚炎(細菌と水カビ)どちらにも効果的とされる軟膏。水カビと同時に、他の細菌にもやられているときはこちらが効果的。体に塗って30分ほど乾かし、水で洗い流してから亀を水槽へ戻します →【Amazon】テラマイシン軟膏



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(2022年3月3日 改訂)

解説:
まゆみん(まにあ道 公式タレント)


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Twitter まゆみん@maniana_mayumin



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