亀と「サルモネラ菌」について
「亀は病気を持っている」と言われますが、亀から人へ感染する病原菌として知られているのは、サルモネラ菌。
正しい飼育方法を守れば、人へ感染することはありません。以下をしっかりと守れば、お子さんでも安全に亀を飼うことができます。
亀の飼育で守るべき注意点をご紹介します。
■サルモネラ菌とは?
「サルモネラ菌」は、食中毒を引き起こす原因菌として知られています。空気中や水中などのあらゆる場所に存在し、亀を含む、犬・猫・鳥などすべての動物たちがもっています。
亀の場合、腸内にサルモネラ菌を保有しています。亀が水中でフンや尿をすると、サルモネラ菌が水中へ排出され、人体へ入り増殖すると、重度の下痢や嘔吐を引き起こします。
1990年代前半、「幼稚園児がミドリガメからサルモネラ菌に感染した」とのニュースが大きく報道されました。これがきっかけで、「亀は病気を持っている」といったイメージが一般的に定着したとされています。
■亀の飼育で守ること
○触ったら石鹸で手洗いを
亀を触ったり世話をしたあとは、必ず石鹸で手洗いすることが大切です。手洗い後、必要に応じてアルコール消毒や除菌をすると、より安心です。
○台所での水換えは厳禁
台所のシンクなど食事を作る場所で、亀の水換えや掃除をしたり、飼育水を捨てるのは厳禁。サルモネラ食中毒の大きな原因となります。
○水換えをしっかりおこなう
亀の飼育水には、細菌が増殖しています。毎日しっかり水換えをして清潔を保つことは、亀も含めて飼い主自身の健康を守ることへとつながります。
○過剰なスキンシップはNG
「キスをする」「口移しで食べ物を与える」などの行為は、サルモネラ菌以外にもさまざまな病原菌への感染リスクが高まります。絶対に避けましょう。
○人との線引きはしっかりと
人と亀がお互いに不幸にならないよう、「台所に亀を入れない」「人との生活スペースを分ける」など、衛生面でのルールを決めて守りましょう。
以上が、亀を飼ううえで大切な注意事項です。これらをしっかりと守れば、サルモネラ菌に感染することはありません。病原菌から身を守るための正しい知識と飼育方法を知り、亀との暮らしを楽しんでください。
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