家を空けるときの、亀・リクガメの飼育
数日間家を留守にするとき、「亀・リクガメたちはどうするか?」という問題について。
亀やリクガメたちは、基本的に2〜5日ほどの期間であれば、預けずに自宅で留守番がおすすめ。
亀を自宅へ置いておく場合、餌やり、温度設定、ライトやヒーターはどうする?といったよくある心配事や注意事項をまとめてみました。
■家を空けるときの飼育方法
亀やリクガメなどの爬虫類は、「活動をセーブする」「飢えや乾きに強い」といった特性があります。数日は餌を食べなくても問題ありません。その特性を活かして、2〜5日ほど自宅で留守番をさせることができます。以下、留守中の飼育方法です。
○高温の電気器具は消す
外出時の事故や火災防止のため、バスキングライト、保温球、セラミックヒーター、水中ヒーターなどの、高温になる電化製品は使わずに消灯しておきます。
○温度管理はエアコンを
温度管理はエアコンのみで、秋〜春は25℃前後・夏は26〜28℃が目安。亀は、エアコンの直風は苦手です。水槽やケージは、直風が当たらない所に置いてください。
○前日から餌は与えない
排泄物から出るアンモニアなどの毒素は、亀に有害です。外出している間の排泄物を減らすため、家を空ける前日は、餌は与えず、水のみ与えてください。
○カーテンを閉めておく
水槽やケージに直射日光が当たらないようカーテンを閉めます。程よく薄暗い状態にしておくことで、亀たちは活動をセーブし、落ち着いて過ごします。
■留守中の電化製品について
一番心配なのは「ライトやヒーターなどの電化製品をどうするか?」という問題。「万が一、事故や火災が起こったら」と考えると、不安を抱えて過ごなければなりません。亀の種類や季節によっても異なりますが、以下の点がポイントです。
イシガメとヘルマンリクガメを飼っていますが、3日間の家族旅行では以下を基準に決めました。
○生命維持に必要かどうか?
迷ったときは、「生命維持に必要かどうか」で決めました。「エアコンで温度管理できれば、バスキングライトと紫外線ライトはなくても問題ない」と。結果、大正解。旅行先でも安心して過ごすことができ、帰宅したら亀たちはリラックスして寝ていました。(笑)
○水中ヒーターは外しておく
水棲ガメの水中ヒーターは、空焚き防止機能がついていますが本体は高温です。「亀がやけどをしたら」「蒸発して水が減ってきたら」などの心配が尽きません。エアコンで室温をキープできるので、安全面と安心面から外しておくのがおすすめです。
○火事にならないものを使う
保温器具を使いたいときは、火事になりやすいものは避け「火事にになりにくいもの」を代用可能です。「ライト全般は外し、パネルヒーター(上からあたためるタイプの暖突だけにする)」という方法が有効でした。 →
パネルヒーター「暖突」
以上が、数日間留守にするときの「亀・リクガメの飼育方法」まとめ。亀や飼い主さんにとって、できるだけ心配事や負担が減ることが一番大切です。状況や季節に合わせて、一番ベストな方法を選んでください。
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