このネタは連載になっております。
初めて読まれる方は
その1からどうぞ!
代替便の割り振りが終了しましたが、次の問題は宿です。
ドゴール空港はパリの市街地からかなり離れているため、
今さら戻るわけにはいきません。
さらに天候が理由での振り替えの場合、航空会社に責任はないため
宿泊料は自己負担となるのです。
しかし、不可抗力とはいえ、突然に追加での宿泊なので、懐には痛い出費です。
そこでツアー組は交渉の末、スイス国際航空(LX)が提携先の空港近くのホテルに
1人40ユーロで部屋を用意することで決着しました。
Seaviewは当時スターウッド・プリファード・ゲストのプラチナ会員だったため、
予約なしで空港直結のスターウッドのホテルであるシェラトン・パリ・エアポートに
チェックインして宿泊しましたが、290ユーロの出費になってしまいました。
夕食はひとり淋しく、空港内のシーフードレストランに行き、
冬の味覚の生牡蠣12個をグラスシャンパンと一緒にいただきました。
そして、翌日あてがわれた便が早朝発なので早めに寝たのでした。
1月2日、午前5時に起きました。
午前6時に代替便の7:30発LX647便チューリッヒ行きにチェックインをして
座席を確保しましたが、チューリッヒから成田のLX168便は
現地でのスタンバイ(空席待ち)とされてしまったのです。
そして同じ便に振り替えられた近ツーの5人は代替便LX647便が
オーバーブッキング(予約超過)で乗れないことが判明し、
5ユーロの食事券を渡された上で10:05発のLX633便に再度振り替えられてしまいました。
おまけにこの5人も私同様、チューリッヒで成田行きは
スタンバイになってしまったのです。
その結果、私は1人でLX647便に乗って一足先にチューリッヒに向かったのですが、
ドゴール空港の混乱がまだ続いていたのか出発に手間取り、
チューリッヒ空港には40分も遅れて到着しました。
その5に続きます。