ロンドン交通局は2009年12月13日より、
地下鉄サークルライン(環状線)の運行ルートを変更すると発表しました。
これまでサークルラインは日本の山手線や大阪環状線、
名古屋市営地下鉄名城線のように完全な環状運行をしていました。
しかし、12月13日からはいわゆる「の」の字型運行に変更されます。
これは日本でいう都営地下鉄大江戸線の運行方法と同様になります。
まず内回りですが、起点はEdgware Roadとなります。
その後Paddington(地下駅)→Bayswater→Notting Hill Gate
→High Street Kensington→Gloucester Road→South Kensington
→Slone Squareを経て、Victoriaに出ます。
その後Westminster、Tower Hill、Liverpool Street、
Kings Cross St. Pancrasから再び起点のEdgware Roadを通り、
今度はPaddington(地上駅)へ向かいます。
その後、巨大ショッピングセンターの
ウェストフィールドの最寄り駅である
Wood Laneを経由して、Hammersmithで終点になります。
外回りはHammersmithが起点となり、Wood Lane→Paddington(地上駅)
→Edgware Road→Kings Cross St. Pancras→Liverpool Street
→Tower Hill→Westminster→Gloucester Road→High Street Kensington
→Paddington(地下駅)と回って、Edgware Roadで終点となります。
その結果、
ルートによっては同じサークルラインでも
乗り換えが必要になるケースが出てくるので、要注意です。
特に映画「ノッティングヒルの恋人」で有名になった
ノッティングヒル地区への玄関口のNotting Hill Gateから、
ユーロスター発着駅のKings Cross St. Pancrasへ行く場合、
終点のEdgware RoadでHammersmithから来た電車に乗り換える必要があるのです!!
乗り換えなしで行こうとする場合、かなりの遠回りになるので気を付けてください。
また、Paddingtonには地上駅と地下駅があり、
かなり場所が離れているため、直接の乗り換えができません。
地上駅発着のHammersmithやWood Lane方面と
地下駅発着のNotting Hill GateやVictoria方面相互間については、
Paddingtonではなく、Edgware Roadで乗り換えてください。
詳細は図に示しましたので、参照してください。
なお、この図では駅名をかなり省略していますので、
詳細の駅名につきましては、ロンドン交通局の公式サイトを参照してください。
http://www.tfl.gov.uk/
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