ここ10年ほど、短期語学留学が若い人達の間でブームになっています。
留学体験記はブログなどでも多く見かけます。
イギリスもかつては短期留学をしやすい環境にありましたが、
ここ数年でルールが大きく変わっていますので、
留学ビザで長期滞在の経験を持つSeaviewが注意点を紹介します。
イギリスへは日本との査証免除取極により、
6ヶ月以内の観光目的等での滞在は原則としてビザが不要です。
以前は観光目的のイギリス入国でも、語学学校等、
正規ではない教育(高校、大学等への正規留学ではないもの)を
受けることが認められていました。
しかし、イギリスではこのところテロが頻発しており、
外国人の入国には今まで以上にシビアになってきています。
イギリスは以前から入国審査が比較的厳しく、
入国目的や滞在期間について必ず質問されます。
条件によっては帰国便の航空券(Eチケットでも可)の
提示を求められることもあります。
2007年9月1日より留学に関するイギリスの出入国のルールが変わり、
ビザを取得するStudentという入国資格と、
ビザ不要のStudent Visitorという入国資格が明確にされました。
留学目的の場合は、6ヶ月以内の場合も含め、
原則としてエントリークリアランス(ビザに相当)が必要です。
したがって6ヶ月以内の滞在でも、留学を目的としていて、
エントリークリアランスを持たない場合は、
入国手続き時に入学許可書など、目的を証明するものが必要です。
それがない場合、留学目的での入国を拒否される可能性があります。
また6ヶ月以内のエントリークリアランスなしでの滞在は、
たとえ留学目的だとしても、アルバイトなど労働はできません。
さらに滞在期間の延長も認められていません。
現在、イギリスではStudentエントリークリアランス発給が可能な
語学学校が政府によって指定されています。
このため、入国してから語学学校を探して
短期留学をすることは難しいと考えられます。
イギリスへの短期留学を考えている場合で、個人での留学を計画している方は、
個人のブログの情報やクチコミ情報をうのみにしないで、
必ず公的機関であるブリティッシュカウンシルで情報を得るようにしてください。
http://www.britishcouncil.org/jp/japan-educationuk-faq-visa.htm
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