テディベアといえば、クマのぬいぐるみのことをですよね。
このテディベアがあふれているイギリスでは、
人々はなぜかクマに親しみを持っています。
文学作品でもクマを題材にしたものが少なくありません。
一番有名なのは、なんと言っても「くまのプーさん」(Winnie-the-Pooh)です。
絵があまりにも有名なのでディズニーの作品と思われがちですが、
原作者はイギリス人のA.A.ミルン(Alan Alexander Milne)で、
もともとは子供向けの小説形式の物語になっています。
ディズニーはこの原作を元にアニメーション化したので、
著作権表示は必ず原作者名を入れています。
次に有名なのは
過去ネタでも取り上げた
「くまのパディントン」(Paddington Bear)です。
ロンドン・パディントン駅に捨てられていた人間の言葉をしゃべるクマとして、
周囲の人々とのいろんな出来事をつづった子供向けの小説です。
こちらもアニメ化されています。
そしてぬいぐるみであるテディベアはあちこちで売られています。
ごく普通に、子供のおもちゃとしてのテディベアもあるのですが、
イギリスでは何かイベントがあると、
それにちなんだテディベアを販売するのが慣わしになっています。
例えば大学の卒業式には、ガウンを着たテディベアが記念につくられ、
会場の中で売られていたりします。
過去ネタでも紹介した英国空軍レッドアローズにもテディベアが存在し、
公式ショップで販売されていました。
極めつけはテディベア博物館が存在することです。
ドーセット州の州都であるドーチェスター(Dorchester)には、
ドーセットテディベア博物館(The Dorset Teddy Bear Museum)もあります。
https://www.teddybearmuseum.co.uk/
残念ながらSeaviewは見に行く機会がありませんでしたが、
いろんなテディベアを見ることができます。
このように、イギリス人にはテディベアに特別の思いを持っています。
イベントでの特別バージョンのテディベアは、
貴重なお土産として喜ばれることでしょう。
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