パリの中で一番標高が高い場所が、
ご存知モンマルトルの丘です。
市内各地の建物の上や、凱旋門の上、
エッフェル塔などから眺めることができます。
この丘の上に、サクレクール寺院(写真左)がそびえたちます。
この教会は、内部に入れますが寺院内では静粛にする必要があり、
大勢の人がいるにもかかわらず中は静まりかえっています。
モンマルトルの丘というと、上にはサクレクール寺院だけかと思いきや、
意外にも多くの建物が寺院の周辺に立ち並んでいます。(写真中)
そして、ここは昔から絵描きさんが多い場所。
ただ、絵描きでも観光客を捕まえて絵を描いて
売りつけようとする人もいるので、注意が必要です。
また、10年前の話ですがSeaviewは写真を撮ろうとしたところ、
たまたまルンペン(乞食)が視界に入ってしまい、
追いかけられそうになったこともありました。
実はこの近辺は治安もあまりいいとは言えない場所です。
特にモンマルトルの丘を下ったピガール(Pigalle)と言う場所の周辺は
風俗店などが比較的多く立ち並んでいて、昼間はそれほど問題ありませんが、
夜は用がない限り避けた方がいい場所とされています。
でも、このエリアで一般的に観光客が夜に行く場所といえば、
カンカン踊りで有名なキャバレーのムーラン・ルージュくらいです。
モンマルトルの丘への通常の観光ルートでは、
メトロ2号線のAnvers(アンヴェール)駅から向かいます。
建物の間を少し歩くと丘を登る階段とケーブルカーが見えてきます。
ケーブルカーにはパリの地下鉄・バスの回数券であるカルネがそのまま使えます。
また、メトロ2号線と12号線のピガール駅と
メトロ12号線のジュール・ジョフラン駅(Jules Joffrin=18区役所前)との間に
モンマルトロバス(写真右)という、モンマルトルの丘に行きやすい
専用のバス路線があります。こちらもカルネで乗車できます。