以前から何度か紹介してきたフランスを代表するスーパーが、
カルフール(Carrefour)です。
店名の本来の意味は「交差点」とか「十字路」となります。
スーパーとはいっても規模が非常に大きく、
まとめ買いに適した店舗設計なのが特徴です。
駐車場から店内までは斜行ムービングウォークで、
ショッピングカートを持ったまま1階と2階を行き来することができます。
店内は通路が広く取られ、商品は豊富に用意されています。
国によって多少異なりますが、販売単位も1個単位ではなく、
6個単位になっていたりします。
これは、値引きをしやすくするためのテクニックで、
日本でも同じ品物を、ある程度数量をまとめて買えば
値引きしてくれるケースがあるのと同じ理屈です。
ひとつのフロアが非常に広いため、
店員の中にはローラースケートを履いて、
スイスイと店内を回っている人もいます。
このため、来店客はショッピングカートに
目いっぱい詰め込んで買い物をするのです。
支払いが終わると、そのまま自家用車までカートを持って行き、
駐車場でせっせとトランクに詰め込むのです。
このような事情からか、フランス車は昔から
ハッチバックタイプのクルマが多くなっています。
Seaviewはフランスのほかに、日本(幕張・光明池)、中国(広州康王)、
マレーシア、チェコ、ブラジルでもカルフールでの買い物の経験があります。
今日マニアーナのメンバーに2人目の日系ブラジル人が仲間入りしたので、
それにちなんでブラジルの様子を紹介します。
(写真左はサンパウロのカルフール)
Seaviewが訪ねたのは首都のブラジリア・ショッピング店(写真中)。
ここでもやはり広い駐車場を持っており、
フランス同様目いっぱい買い物をしています。
ところがここのカルフールには近くに地下鉄(Metro)の駅があり(写真右)、
その名はズバリ「Shopping」という駅名なのです。
それもそのはず、駅の反対側には別のショッピングセンターがありました。
スーパーが早くから発展した国はそれほど多くありません。
そのためにカルフールは各地で成功したのですが、
日本では既に数十年前から国内スーパーが激戦を戦ってきているので、
カルフールが割って入ることはできませんでした。
グローバリゼーションは、単純には進まないことがわかります。
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