ミドリガメの輸入・飼育が禁止に!?
環境省は今後、ミシシッピアカミミガメ(通称ミドリガメ)を、輸入や飼育が原則禁止される「特定外来生物」への指定を検討していく方針を明らかにしました。
ミドリガメが「特定外来生物」になった場合、外来生物法という法律により輸入や飼育が原則禁止されます。そして、ミドリガメの飼育についても許可が必要になります。
↑写真・以下文章
産経ニュース記事 より
環境省は5日、ミドリガメの名で知られる外来種のミシシッピアカミミガメについて、外来生物法で輸入や飼育が原則禁止される特定外来生物への指定を検討する方針を明らかにした。
規制の時期や具体的な方法については今後議論する。国内の飼育数が多く影響が大きいため、指定後に輸入を先行して規制することなども検討する。 ミドリガメはペットショップで広く販売されており、大きくなって持て余した飼い主が川や池に捨てて繁殖。生態系への影響や農業被害が問題になっている。近年は1年間に約20万匹が輸入されているとみられる。
特定外来生物になれば飼育に許可が必要になるため、飼い主が捨ててしまうケースが増えることを懸念して、これまで指定は見送られてきた。
ミドリガメは2013年現在、「要注意外来生物」に指定されているだけで規制はかかっていません。
ペットショップやホームセンターでも売られており、価格も400円ほどで簡単に飼うことができます。
今後、要注意外来生物から特定外来生物へと指定された場合は、子供のときから慣れ親しんだ
ミドリガメたちををお店などで見かけなくなるのはさみしくなるなぁ〜と残念に思ってしまう反面、
生態系が破壊されて、日本固有種の二ホンイシガメやクサガメなどのカメたちがいなくなるという
現状に対しては絶対に何とかしなければならないと強く危惧していたのでホッとしています・・・!!
決してカメたちがが悪いわけではないぶん、カメファンとしては本当に複雑な気持ちになります。
ミドリガメを手に負えなくなり棄てられたことで問題になっているのは、日本だけではないようです!!
おそらく、世界中でもっとも多く輸出・輸入されている爬虫類が、このミドリガメになるんだそうで・・・
小さくてかわいいミドリガメの赤ちゃんは、世界中でペットとして人気があるのは変わりないようですが
やはりそのぶん遺棄される数もものすごく多く、各国で問題になっているようです。(((;▽;)))
アメリカ合衆国の連邦法では、甲長4インチ以下(1インチが2.54cmなので、4インチだと約10cm)
の子ガメの販売が禁止されていますが、輸出用に限り流通は認められています。
南アフリカではすでに輸入が禁止されており、お隣の韓国でも2003年に輸入が禁止されたそうです。
現在は、ヨーロッパ諸国でも輸入を禁止にする動きが出てきているようです。
今後は、世界中でどんどん規制がかかってくる中で、カメさんのペット事情も変わるのだなぁと。
もしかすると、ペット用に品種改良した「ずっと小さいままで、繁殖能力のないミドリガメ」だったら
棄てられることも少なく生態系へのリスクもなくなるので、いつか出てきたりするのかなぁなんて
思ったりしています。世界中のカメや動物、飼い主さんにとってもよい未来が待っていますように。
マニアーナ!まゆみんでした。
解説者 まにあ道イメージガール マニアーナ! まゆみん
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