アカアシガメの特徴や生態、そして、餌や温度管理など飼育のポイントをご紹介します。
飼育が難しいイメージがあるカメさんでしたが、最近は飼う方も増えてきています。
温度・湿度管理さえしっかりすれば、飼育しやすい種類とも言われるようになりました。
カメ図鑑 アカアシガメ
学名 :Geochelone carbonaria
英名 :Red-footed tortoise
生息地:南米(パナマ、コロンビア、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジル、ベネズエラ)
大きさ 甲長30〜50cm
食性:草食性
サイテス(CITES)付属書II類掲載種
(撮影地:ナゴヤレプタイルズワールド2012)
●アカアシガメの生態
南米のジャングル、森林、草原のようなモワッとした湿気が多い場所に生息しています。
寒さに弱く、高温多湿な環境を好みます。(年中暖かい場所にいるため冬眠しません。)
草食性ですが、野生ではときどき動物質のものも食べており雑食に近い草食です。
野草、果物のほか、キノコなどの菌類、虫や動物の死骸など色々なものを食べます。
野生個体の寿命は、いまだによく分かっていないようですが約30〜50年前後とされ、
飼育下でも上手に飼えば他の中型リクガメさんと同じくらいまで長生きするようです。
成長すると、甲羅の真ん中あたりがくびれてきてひょうたんのような形になってきます。
そして、名前のとおり前足の鱗や頭から顔にかけて、赤みがかっているのが特徴です。
とくに赤が鮮やかなタイプは「チェリーヘッド」と呼ばれておりとても人気があります!!
→ アカアシガメ チェリーヘッドについてはこちら
●アカアシガメの飼育
・飼育に必要なもの
ケージ・・・最終的には90〜120cm水槽ほどのスペースが必要。
適温・・・25〜30℃。(高めに設定する。 18℃を下回らないよう注意!!)
湿度・・・60〜80% (ベビーや幼体は、成体よりも湿度を高めにする。)
ライト・・・紫外線ライト(森林生物用。度数5.0)、保温球、サーモスタット
床材・・・ヤシガラなど、適度に湿気を含んで乾燥しすぎない素材。
水入れ・・・体全体を浸けることができる、浅くて広いタイプがおすすめ。
・飼育環境について
寒さと乾燥に弱いので、冬場も高めに温度設定して保温することが必須な種類です〜!!
リクガメの中でもアカアシさんはよく水に入るので、水に入ることができる水入れを入れます。
リクガメ大百科(著者:小家山仁先生)という本によると、幼体はとにかく乾燥に弱いそうです。
幼体のころに乾燥させすぎてしまうと、甲羅がデコボコになってしまうこともあるため注意が
必要だそうです。成体になってくると、幼体ほど湿度に気をつけなくても大丈夫だそうです。
・餌の与え方など
草食で、コマツナやチンゲンサイなどの葉野菜を主食にして他の野菜やフードも与えます。
どちらかというと雑食に近い草食なので、餌はたんぱく質が多少多めになってオッケーです。
葉野菜、にんじん・かぼちゃなどの野菜、果物、リクガメ用フードなどを一緒に混ぜて与えます。
バナナやマンゴーなど南国のフルーツ、かぼちゃなどの甘い野菜が大好きだそうです!! 笑
最近は飼育方法も確立されて、飼う方がだんだん増えてきているアカアシさん!!
チェリーヘッドのような、小型で鮮やかなタイプもいてバリエーション豊かなのも魅力です♪
南米のジャングルのロマンを感じるリクガメさんですねぇ♪ マニアーナ!まゆみんでした。
解説者:まにあ道イメージガール マニアーナ! まゆみん
マニアーナ!公式ブログ :http://ameblo.jp/maniana-mayumin/
マニアーナ!公式twitter :http://twitter.com/maniana_mayumin
Amazon.co.jp 〜 リクガメ飼育グッズ 通販はこちら!! 〜