北極圏近くにうかぶ島国「アイスランド」
人口約30万人の小さな国ですが、環境においてはかなり進んでいます。
「温暖化の影響」
国の名前のごとく、国土の11%が氷河に覆われている。しかし近年の温暖化の影響で、氷河が溶け出してしまっています。そのスピードは驚異的で、目に見えるスピードで変化がわかるくらいで、環境に多大なる影響が出ています。
また、海水の温度上昇により近年の漁獲高は著しく減少しています。
こういった温暖化の影響を身の回りで感じる環境もあって、温暖化抑制への取り組みが活発です。
「電力での取り組み」
アイスランドの発電の約99%以上は、水力と地熱等クリーンエネルギーで賄っています。
アイスランドは火山国であり、地熱発電を有効活用しています。電力の約15%を地熱発電により賄っており、発電所からの温排水を家庭へ送ることにより、暖房にも使用されています。
「車での取り組み」
現在取り組まれているのは、「水素燃料車」「燃料電池車」「メタン燃料車」など。
「水素燃料車」「燃料電池車」はよく知られているが、「メタン燃料車」とは?
アイスランドでは生ゴミを処分場で発酵させ、そこからメタンガスを取り出しています。そのガスを燃料として使用するのがコレ。ガソリン車を使用するより、1/130のCO2発生量しかないらしいです。
このような取り組みで、2050年までに化石燃料を全く使わない社会の実現を目指しているそうです。