イギリス・フランスでは大半のクレジットカード・デビットカードが
ICカード化されたため、ほとんどの場所で端末がICカード対応になりました。
日本でも最近はICカードの発行が増えており、
それを持って海外に出かける人も多くなっています。
ここで是非気をつけて欲しいのは、暗証番号のこと。
ICチップのついたカードで支払をする場合、
少なくともイギリス・フランスでは、支払の際
必ずと言っていいほど暗証番号(ピンコード:PIN code)の入力を求められます。
この場合、サインは必要ありません。
なお、ピンコードのPINは
Personal Identification Numberの頭文字をとったものです。
なぜこのようなことになっているか、というと、
ヨーロッパでは偽造クレジットカードによる
詐欺がひんぱんに発生していたため、
各カード会社が偽造が難しいICカードへの切り替えを
急いだことによります。
また、ICカードでない場合、クレジットカードでの支払の際
身分証明を求められるという事態も発生しています。
これも偽造カードが多かったことに起因しており、
「クレジットカードが身分証明の役を果たす」ことに対して
疑問符を持つ雰囲気が生まれている状況なのです。
この場合、日本人ならパスポートを提示することになります。
この写真(イギリス・バークレーカードVISA)のように
ICチップが左側の中央から少し上に付いたカードをお持ちの方は、
必ず出国前に暗証番号を確認しておきましょう。
最近は日本国内でも暗証番号で支払するケースがあるので、
覚えておいて損はありません!