「秋深き 隣りは何を スル人ぞ」 松尾芭蕉
ヨーロッパは秋に限らず、一年中スリがうようよしています。
私自身はヨーロッパで被害に遭った事はありませんが
(代わりに日本国内では被害あり!)
一緒に旅行していた仲間が被害に遭っているのを何度も見てきました。
スリは一瞬の隙をついてきますが、
逆にちょっと工夫すれば、予防できるものです。
そこで旅のエキスパート・Seaviewがスリの予防方法を伝授します!!
1 財布類は外ポケットには絶対に入れない!
たとえチャックがついていても、外ポケットに入れた財布類は
スリに遭う確率が高くなります。
服の内ポケットに入れたほうがはるかに安全です。
ウエストポーチに入れるなんて、絶対にやめましょう。
鴨がネギを背負って歩いているようなものです!!
2 スリに狙われないために
ヨーロッパの街並みを歩いていると、どうしてもその景色やお店などに
見とれてしまい、注意力が散漫になってしまいます。
そんな人をスリは狙うのです。
ストーカーのごとく後ろにピタッとくっついて歩いてスリを実行するのです!
そこで、歩いている時は時々後ろを振り向いたりしましょう。
また、集団で歩いている時は、いろんなメンバーに次々と声をかけましょう。
周囲を警戒している人に対しては、スリはリスクを犯してまで狙いません。
3 スリの見分け方
よく見ると、スリは外見でだいたい想像がつくものです。
ここで簡単な見分け方を伝授しましょう。
★服装は普段着をちょっとラフに着ている感じ
→お金がないからスリをするので、上等な服を着ているはずがない!
★両手に何も持たずにほっつき歩いている
→すばやく逃げなくてはスリは仕事にならない!
★人通りの多いところにまぎれている
→目立ってはスリ稼業は難しい!
ちなみにSeaviewがパリでグループを引率した時には、
スリを見つけてはさりげなくグループのメンバーに声をかけ、
その結果スリを退散させたことも何度かあります。
ちょっとした注意でスリは簡単に撃退できます。
面倒くさくても、楽しい思い出をつくるためには、
ほんの少しだけ気をつけながら街を歩きましょう!