鉄道発祥の国・イギリス。
ということは、昔からの鉄道路線が多いことを意味します。
そしてそれが意味することは何か、というと・・・
線路の状態がガタガタなのです!!これは乗り心地がガタガタというのではなく、
設備の古さと不十分な保線状態を意味していて、
それが原因で脱線事故が起き、多数の犠牲者を出したこともありました。
このため、いつもどこかで補修をしなくてはならないのが、
イギリスの鉄道の運命なのであります。
ではいつ、補修をするか。
なんと土曜・日曜に一部区間を
運休して工事をしてしまうのです!週末がレジャーや買物客のかき入れ時の日本では信じられない現実です。
ですから、イギリスで旅行する場合は、
鉄道での移動は、週末はできるだけ避けることをお勧めします。
もし、運良く運休になっていなかったとしても、
本数は平日よりも少なく、しかも所要時間も長いことが多いのです。
ちなみに100年以上の歴史を誇るロンドンの地下鉄も
理屈は全く同じで、土曜日曜は運休の嵐です。
こちらは迂回路が多いのでなんとかなりますが、
通常の鉄道よりもたちが悪いのは、信号故障や車両故障が頻発して、
立ち往生してしまうことが少なくないことです。
さらに、ロンドンの地下鉄の初乗り運賃は、日本で1000円近い(£4)のです!!
イギリスを鉄道で旅行される場合は、覚悟してプランニングしてください。
過激なことを書いていますが、これらはすべて、イギリス在住2年半のうちに
数百回も鉄道を利用したSeaviewからの経験論に基づいております。