牡蠣のおいしいシーズンになってきました。
フランス人は生牡蠣を食べるのが大好きで、
ディナーの前菜に食べていたりすることもよくあります。
花の都パリは食い倒れの街でもありますが、
おいしい牡蠣を出す店が結構あります。
場所が分からなければ、泊まっているホテルで紹介してもらえるので、
是非とも尋ねてみましょう。喜んで教えてくれます。
そして、日本人が牡蠣好きであることもちゃんと知っているんですね!
フランスは日本と同じレベルの高度な衛生基準があるので、
レストランで食べる分には、牡蠣にあたることはあまりありません。
でも、新鮮さという観点からすると、
やはり産地で食べるに越したことはありません。
パリ・モンパルナス駅からフランス版新幹線とも言えるTGVで
西に向かうと、レンヌ(Rennes)という街があります。
レンヌはかなり産地に近く、パリよりも新鮮な牡蠣を味わえますが、
どうせならちょっと勇気を出して、牡蠣の養殖をしている
漁村を訪ねてみるのもおもしろいです。
レンヌからローカル線に揺られ、海沿いの港町・サンマロ(St. Malo)まで行きます。
バスかタクシーに乗りかえて30分ほどで、漁村のカンカル(Cancale)に着きます。
ここまで来ると、海岸沿いで猟師さんがテントの下で
牡蠣を売っているのを見かけることができます。
でも、その場で食べたいなら、牡蠣を食べさせてくれる食堂も
たくさんあるので、そちらに行くといいでしょう。
カンバンが「クレープリー」(クレープ屋さん)になっていても、
生牡蠣を置いている店は多いので、安心です。
看板にFruit de Mer(海の果物=海の幸があると考えていい!)とあれば、
まず間違いなく生牡蠣にありつけることができます。
なお、レンヌは世界遺産で知られるモンサンミッシェルの玄関口です。
モンサンミッシェルへ行くのにパリから日帰り往復なんてもったいない!
どうせならレンヌで泊まって牡蠣三昧をするともっと楽しいですよ!!