いまや「世界中どこでもマクドナルド」の時代。
ビッグマックが世界通貨と言われ、物価の比較に使われているほどです。
ところがどっこい、ローカルなファストフードも
各地で大健闘をしております。
日本でのお好み焼きやたこ焼き感覚の食べ物が結構たくさんあります。
自他共に認める、世界で一番料理がまずい国がイギリス。
そのイギリスを代表するファストフードが、かの有名な
「フィッシュ・アンド・チップス」です。
早い話が白身魚のフライとフライドポテトがセットになったものです。
どこへ行っても必ずこの店は存在し、大半が個人営業です。
ただ、実際にお店に行くと、結構奥が深いのがこの料理。
おいしい店になると、行列ができているほどなのです!
一般的なのはコッド(スケソウダラ)を使うコッドアンドチップス。
ちょっと高級になるとコッドの代わりに、
少し小さめの別の種類のタラを使うハドックアンドチップスになります。
一部の店で時価で提供される高級なものに
スケートという魚があります。
実はこのスケート、エイの一種なのです!!
ちゃんと日本名があって「コモンカスベ」と言います。(写真・2枚とも)
福岡のマリンワールド海ノ中道で展示されていました!
ヨーロッパ全体で結構ポピュラーなのが、
トルコ生まれのケバブ。
ドラム状にしてローストした羊肉を、回しながら削り取って
持ち帰り用の容器に入れて売られています。
フランスでもイギリスでも人気ですが、
イギリスの田舎町では、メインのメニューはケバブなのに
「カリフォルニア・フライドチキン」とか「BFCフライドチキン」などといった、
いかにもパクリの店名をしばしば見かけます。