イギリスの入国審査関連は、やはり心配になる方も多いのか、
この道場での関連ネタのアクセスも多くなっています。
そこで今回は自分が経験した事例や、
実際に見た事例を紹介しようと思います。
まずは言葉ができない場合です。
英語が通じない場合、通訳を求められるケースがあります。
Seaviewが見た経験では、入国審査を待っている人に対して、
「Any Portuguese speakers in there?」と担当者が叫んでいました。
恐らくブラジル人だったのではと推測されます。
ちなみにポルトガル人はEU加盟国民なので、
入国審査はかなり簡略化されており、
通常、このようなことにはなりません。
次は人に会う目的の場合です。
観光ではなく、人に会うことが目的の場合は、
その関係などを詳細に尋ねられるケースがあります。
日本人でロンドン赴任中の父親に会うために入国手続きをしていた人が、
英語の意味が分からなかったために質問に答えられず、
Seaviewが通訳したことがあります。
具体的に聞かれたのは
「その父親は何の仕事をしているのか」
「その父親の勤務先の会社名は何か」
ということでした。
また、Seaviewが大学の下見をするために入国する時、
大学職員のことを「友人」と言ってしまったため、
突っ込んだ質問をされました。
そこで聞かれたのが「その友人はガールフレンド(=恋人)なのか」
ということだったのです。
「違う、単に大学の案内をしてもらうためにアポイントをとった」
と事実どおりに答えると、事無きを得ました。
ここで恋人と答えた場合、あなた自身がイギリスで仕事を
するつもりなのか必ず尋ねられますので、
日本で仕事をしている場合は、日本での状況をきちんと話して、
必ず帰国するということを話すようにしましょう。
なお、恋人と長く一緒にいたい場合は、
婚約者ビザを取得するなどきちんと準備をすることをお勧めします。
イギリス当局が一番恐れているのは、
不法就労が増えることにあります。
これは日本に関しても同じことが言えます。
ビザを持たずに入国する場合は、
帰りの航空券等をきちんと提示して、
必ず日本に帰るということをアピールことが大切です。
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