リクガメの飼育でよくある
便秘について、おもな原因・対処法・解消方法まとめ。当てはまる原因がないか、以下をチェックしてください。
■リクガメの便秘の原因
リクガメの便秘でよくある原因です。当てはまるものがないかチェックしてください。
【1】食物繊維や水分不足
食物繊維が少ないものを与え続けたとき・水分補給ができていないときは、便秘になりやすいです。
【2】運動不足になっている
飼育下のリクガメは、野生下と比べて運動量が少ないです。定期的に、ケージから出して歩かせるとよいです。
【3】食べた餌の量が少ない
偏食や拒食で食べる量が少ないと、便通が悪くなります。できるだけまとまった量の餌を食べさせます。
【4】ケージの温度が低い
低温だと、食べた餌を消化できずに便が停滞します。(ケージ全体は25℃前後・ホットスポット30℃が目安。)
【5】腸内細菌が少ない
個体の体質もありますが、ベビーは便秘になりやすいです。腸内細菌や消化酵素が少ないと、便秘になります。
※便が一週間出ない・いきんでいる・血便や血尿が出る・元気がないときは、以下の可能性があります。動物病院で診察を受けてください。
△誤飲による腸閉塞
餌と一緒に飲み込んだ床材など、誤飲したものが腸に詰まると、腸閉塞で排泄物が出せなくなります。
△結石が詰まっている
大きくなった結石が詰まると、排泄物が出せなくなります。ケヅメやホシガメなどに多く見られます。
■便秘になったら温浴を
リクガメの便秘が4〜5日続いたら、温浴させます。
30〜35℃のぬるま湯に、10〜15分浸けてあげると便通がよくなり排泄します。
■リクガメの便秘解消法
以下、リクガメの
便秘対策で、ネット上によく掲載されている方法です。気になる方法があれば、試してみてください。
○プレーンヨーグルト
リクガメの腸内細菌を増やすためにヨーグルトを食べさせる方法。プレーン(無糖のもの)を、常温にして少し与える。
○新ビオフェルミンS
ビオフェルミン錠を粉末に砕いたものを、餌に少しずつふりかけて食べさせる方法。→
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○レプラーゼ(腸内細菌)
レプラーゼという爬虫類用の腸内細菌を、餌にふりかけて与える。最も安心でおすすめ。→
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(2022年3月1日 改訂)
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