リクガメさんが口を開けるときのおもな原因についてです。
リクガメさんがあくび以外でよく口を開ける、「ピーピー」「ヒューヒュー」と口で呼吸する、粘液やよだれのようなものを出す、などの症状があるときは、重症な呼吸器感染症や口内感染症である可能性が高いです。
健康なリクガメさんの口の中はきれいなピンク色ですが、チーズのような固まり(口内炎)や膿みが出ているときは、ストレスなど免疫力の低下や内蔵疾患などが原因で目に見える症状が口に出てくることがあります。
●呼吸器感染症
リクガメさんの呼吸器に細菌が進入して起こる病気で、人間の風邪にとてもよく似た症状が出ます。
症状の出方はさまざま(↓以下参照)ですが、口にこれらの異常が出ることもあるため要注意です。
症状・・・元気がない、鼻水、口から粘液が出る、口を開ける、ピーピー呼吸音が出る。
原因・・・ストレス、環境の変化で免疫力が落ちた、温度設定が低い、飼育環境が悪い。
治療・・・重症なので、すぐに動物病院で診察を!!抗生物質や薬を投与してもらう。
●口内炎(マウスロット)
硬いものや尖ったものを食べたときなど、口の中を傷つけると口内炎ができることがあります。
ストレス、細菌による口内感染症、内蔵疾患など他の病気が原因で口内炎になることもあります。
症状・・・よく口を開ける、口が白い、口の中に膿みがある、口から粘液が出る、食欲不振。
原因・・・口内に細菌が入った、免疫力の低下、内蔵疾患など他の病気が原因のときも。
治療・・・内臓疾患などほかの病気の可能性もあるので、すぐに動物病院で診察を!!
リクガメさんの口に異常があるときは、この二つの病気のどちらかである可能性が高いです。
(もしくは呼吸器感染症から口内炎を発症している、両方とも発症しているケースもあります。)
症状が見られたら?
まずはヒーターで30℃に保温。ダンボールに新聞紙を詰めてリクガメさんを病院まで運ぶ。
呼吸器感染症は命に関わる病気で、すぐに動物病院の診察を受けないと手遅れになりますが
病院に連れていくまで、ケージ内の温度が30℃以下にならないように保温して応急処置します。
病院に連れていくときは、ダンボールなどの箱に空気穴をあけて、丸めた新聞紙を入れます。
新聞紙をクシャクシャっとしてクッション代わりにすると、リクガメさんの体が箱の中で安定します。
新聞紙は、体を安定させる役割のほかに保温の役割もあります。(寒い時期はカイロも入れます)
早めに診察を受けて、ステキなカメライフを〜!! マニアーナ!まゆみんでした!
解説者 まにあ道イメージガール マニアーナ! まゆみん
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