これまでもイギリスの入国審査や留学についてネタを書いてきました。
しかしネット上では今なお、イギリスへの入国関連について、
数多く質問サイトに載っています。
これらには一つの共通点があります。
それは、イギリスでの入国ルールを甘く見ているということです。
芸能人などが長期に海外に住むということがよく報道されることもあり、
海外での生活にあこがれる人も少なくないようです。
中には簡単に長期滞在ができると勘違いする人がいるようですが、
それは大きな間違いだと言ってもいいでしょう。
入国審査は国家がその威信にかけて、自国の安全を守るために行うものです。
これをいい加減にすると、外国人による不法就労による自国民の就職難や、
治安の悪化、さらにテロの危険性を生み出すことになりかねません。
このため、イギリスでは入国するために法律家の出番が少なくない状態なのです。
イギリスでの生活にあこがれ、ビザなしで入国し、
語学学校を転々として遊び半分での生活をし、
6ヶ月の滞在期間が切れそうになると、周辺国に一度出国して
再入国をしようとする人も過去には結構いたようです。
でも、現在ではそのようなことをするとすぐに入国拒否されてしまいます。
実際にそういう目に遭っている人が多いのをネット上でも確認できます。
一度入国拒否をされると、イギリス以外の国へ行くことにも
支障が出るケースがあります。
というのも、過去に入国拒否を受けた事実は、
他の国の入国書類や査証(ビザ)申請で
必ずといっていいほど書くことが求められるからです。
これを書かずに後で発覚すると、
その国からも入国拒否されることになりかねないからです。
イギリスに行く場合は次のことに気をつけてください。
観光・ビジネスでの短期滞在の場合は
帰りの航空券と宿泊予約の記録を提示するようにしてください。
ツアーの場合は、添乗員の指示に必ず従ってください。
語学留学の場合は、エントリークリアランス(ビザ)の有無にかかわらず
入国審査の際に語学学校からの入学許可を示す書類を必ず提示してください。
大学・大学院など正規の学校の留学でも同様です。
それによってはじめて留学目的での入国ができます。
ビザなしで通常の観光目的で入国した場合は、語学学校に行くことはできません!
日本出国前に、きちんと準備を済ませましょう。