日本ではまだ珍しい、コスタリカアカスジヤマガメ(マンヤマガメ)の生態と飼い方についてです。
まだあまり知られていない生態や、飼い方などをご紹介します。
(写真提供 kameloveさん)
カメ図鑑 コスタリカアカスジヤマガメ
学名 Rhinoclemmys pulcherima / 英名 Central american wood turtle
分布 中米(ニカラグア南部〜コスタリカ北西部)
甲長 約20cm
食性 雑食性(植物食が強い)
●コスタリカアカスジヤマガメの生態
ニカラグアからコスタリカにかけての中米のジャングルや、低地で湿度の高い森林に生息しています。
ほぼ陸生でほどんど水に入らないとされますが、「水の中で泳いでいた」という目撃情報もあるそうです。
餌は、おもに植物や果実など。植物を中心に、虫や小動物なども食べます。(植物食が強い雑食性。)
日本では流通が少なく見かける機会が少ない貴重なカメで、繁殖個体(CB)がほとんどだそうです。
コスタリカアカスジヤマガメのほか、「マンヤマガメ」という別名もあります。
(写真提供:kameloveさん)
●コスタリカアカスジヤマガメの飼育
他の種類のカメと比べても、環境適応能力が高い種類。WC(野生個体)であっても市販の配合飼料を
すぐに食べるようになったりする、などの環境に順応しやすい特徴があり比較的飼いやすいとされます。
・飼育に必要なもの
水槽・・・60〜90cm水槽ほどのスペースが必要。成長とともに大きい水槽へと引っ越します。
床材・・・ミズゴケや鹿沼土など、保湿性のある素材。なるべく掃除しやすく清潔なものを使います。
ライト・・・紫外線ライト(森林生物用5,0)、保温球(バスキングライト)両方必要です。
保温・・・冬場は、必要に応じてパネルヒーターを使うとコンディションが良くなるようでおすすめ。
その他・・・温湿度計、サーモスタット、温湿度計、シェルター、水入れ(水場用。大きく浅いもの。)
・飼育環境とレイアウト
基本的なレイアウトなどは、普通のハコガメさんの飼育方法と同じです。テラリウムで飼育します。
(成長しても20cmほどなので、60cm〜90cm水槽で終生飼育することが可能な種類です!!)
ミズゴケなどの湿った床材を10cmほど敷き、全身が浸かるくらいの浅くて広い水入れを用意します。
身を隠すためのもの(シェルター)や、必要に応じてほかの素材(流木など)も入れてもオッケーです。
・温度と湿度管理について
ジャングルに生息しているため、あたたかく湿った環境を好みます。乾燥と低温がニガテです。
冬眠することができないため、冬場でも常に25℃以上をキープし、湿度の高い環境を保ちます。
ベビーや幼体は、乾燥した状態で飼育すると甲羅の成長がキレイに進まないので要注意です!
温度・・・ケージ全体の適温は25℃くらい。ホットスポットの下は30℃くらいに設定します。
湿度・・・60〜80%前後。冬場はこまめにきりふきしたり、加湿器などで乾燥を抑えます。
・餌の与え方について
配合飼料(ハコガメフードなど)を中心に、植物質のものと動物質のものをバランスよく与えます。
ときどき、補助食として野菜やフルーツを与えたり、コオロギなどの昆虫も与えるとよいそうです。
キレイな甲羅を維持するため、サプリメントのビタミンやカルシウムなどを適度に補給していきます。
赤い模様がとても印象的で、美しいカメさんです。ぜひ一度本物に出会ってみたいものです!!
やっぱりジャングルに生息する生き物はカラフルで魅力的です。マニアーナ!まゆみんでした。
解説者:まにあ道イメージガール マニアーナ! まゆみん
マニアーナ!公式ブログ :http://ameblo.jp/maniana-mayumin/
マニアーナ!公式twitter :http://twitter.com/maniana_mayumin
Amazon.co.jp 〜 カメ飼育グッズ 通販はこちら!! 〜