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欧州と日本における現金についての考え方の違い

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◇閲覧回数 8,395
◇登録日
2008年5月1日
Seaview
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道場主

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    日本においては、現金がすべてにおいて一番信用がある
    支払い手段であるとされています。
    実際、テレビ番組などで芸能人が数十万円といった
    現金を財布ごと見せているケースもありました。

    しかし、ヨーロッパでは現金で支払うと
    「現金しか支払い手段がない人なんだ・・・」
    と思われることになるので、注意した方がいいでしょう。

    また宿泊施設の場合、クレジットカードの提示ができないと、
    チェックイン時にデポジット(預託金)を預けないといけないほどなのです。

    英語の「クレジット」の本来の意味は「信用」です。
    その人が誠実に支払をすることができるかどうかを
    企業が証明するのがクレジットカードなのです。
    よって、クレジットカードで支払うことができる人は、
    それだけ支払い能力を持った人であるとみなされるわけです。

    また、ヨーロッパは小切手社会であるとよく言われますが。
    小切手は支払者の名前が印刷されておるため、
    きちんと預金ができる人であることを証明することにもなります。

    現金の場合、ひょっとして盗まれたお金では?と疑われることになります。
    お金の出所がどこか、ということが信用のポイントになるようです。

    日本人が海外で現金を盗まれたというケースは結構多く聞くのですが、
    これは日本人が高額な買い物さえも現金で決済する人が多いのを見て、
    スリなどが狙いをつけるということも要因として考えられます。
    また、ホテルの部屋で現金を広げっぱなしにして、
    部屋を留守にしている際に盗まれた、という話もあったほどです!

    他のアジア諸国はどうでしょう?
    韓国人は国がクレジットカード産業を優遇する政策をとったため、
    普及率が高く、海外でもカード決済が多いようです。
    中国人は現金の持ち出しが政策上制限されているため、
    やはりカードでの支払いにならざるを得ない状況です。

    ヨーロッパの現地の人は日本円にして2万円以上の現金を持っている
    ケースはあまりないのが実情です。
    ヨーロッパに行く場合は、とにかく現金を使うことは
    最小限にとどめるようにしてください。
    また、日本で両替した時に渡される100ユーロ札や50ポンド札は、
    市中ではほとんど使われていないことにも留意してください。
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