Seaviewは約2年半、イギリスで生活してきました。
それ以前にも10回以上、旅行者としての訪問経験を持ちます。
そのことから見えてきたことを書きたいと思います。
イギリスはご存知のとおり、階級社会です。
同じイギリス人同士でも、身分の差が見えないところではっきりとしています。
貴族や国会議員などには特別な敬称が付きますし、
また一般庶民と上流階級でも話し方がずいぶんと異なります。
これと似た状況がイギリスの日本人社会にも存在するような気がしてなりません。
というのも、イギリスにおける日本人は基本的に4つに分かれている状況なのです。
★留学生
★日本企業の駐在員(日本雇用)
★現地企業の社員(現地雇用)
★旅行者
このうち、駐在員と社員はビジネス上の付き合いで
ある程度のつながりがありますが、
それ以外では、グループ間のつながりはほとんどないのが実情です。
留学生でも人生をエンジョイするタイプと、
大学や公立専門学校に入って必死に勉強するタイプに分かれます。
前者は語学学校に行っていることが多く、
コミュニケーションをとることを主な目的にしています。
中には大学へ入るための準備で語学を学ぶ人も少なくありません。
後者は講義や課題、試験が結構厳しく、遊んでいる暇はあまりありません。
留学生と駐在員・社員を結びつけるきっかけというのは、
意外にもあまりないのが実情です。
というのも、駐在員や社員はいろんなグループをつくっていますが、
この集まりはビジネス上のつながりを重要視するため、
留学生が興味を持って入るケースはあまりありません。
もっとも、留学生でも社会人経験がある人は、
結構ビジネスパーソンの集まりに入っています。
Seaviewもその1人で、ボーンマスから2〜3時間かけて、
わざわざロンドンまでその集まりに参加しに行ったものでした。
同じ日本人なのに、それぞれで固まってしまうのはもったいない話です。
立場を超えた付き合いができれば、もっとイギリスでの生活を
有意義なものにすることができるのでは、と思っています。
なお、明日5月1日〜5日の日程でSeaviewは中国広東省広州市へ出かけます。
毎日の更新ができない場合がありますので、あらかじめご了承ください。