ヨーロッパを旅するときに、質問されることが多いのがお金の問題です。
ここで気になるのが、どこまでクレジットカードが使えるのか、ということでしょう。
なぜなら、その度合いによって現金をどれだけ持つべきか、を
考えなくてはならないからです。
ここではイギリスとフランスを例に取り上げますが、
西ヨーロッパはだいたい似た傾向にあると考えてください。
まず宿泊施設ですが、ホテルはまず使えると考えてよいでしょう。
ユースホステルでも使える場所が近年増えてきました。
次にお店ですが、デパートや専門店はもちろんのこと、
比較的小さなお店でもまず使えると考えて間違いないです。
レストランやカフェも使えない場所を見つけるほうが大変です。
少なくともテーブルとイスがある店は使えると考えてください。
土産物屋さんは、独立した建物であればまず使えます。
ニューススタンドでも使える場合が少なくありません。
鉄道の駅は確実に使えます。自動券売機でも使えるようになってきました。
地下鉄についても、最近は使える場所が急速に増えてきました。
観光施設への入場料も使えない場所の方が少ないくらいです。
各種見本市の入場料もたいていは使えます。
ではどんな場所が使えないのでしょうか?
代表例を挙げていきます。
★露店(蚤の市などを含む)
露店の場合は電気設備+通信設備がないので、
カード払いは物理的に難しいです。
★見本市の出展者の販売
こちらは臨時の販売なのでカードを受け付けないケースがあります。
但し、出展者によってはOKの場合もあります。
こういう場所では小切手が大活躍しているので、
トラベラーズチェックの利用も考えてください。
★バス・タクシー
バス車内ではさすがにカード払いはできません。
但しバスターミナルで事前に買う場合は使えます。
タクシーは使える場合が多いのですが、現金の方が喜ばれます。
なおイギリスやフランスなどではICチップ付きのカードが原則になっているので、
日本から持っていく場合もICチップ付きのカード(写真)を強くお勧めします。
これを利用すれば暗証番号(ピンコード)で利用でき、サインは不要です。
ICチップのないカードを使用する場合は、
パスポートなど身分証明を求められるケースがありますので、ご注意ください。
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