日本では、ほとんどの人が日本のメーカーのケータイを持っていますよね。
たとえばNと言えばNEC、Fといえば富士通、Dと言えば三菱電機といった具合に。
ところが、ヨーロッパでは日本のメーカーは苦戦しているのです。
NEC(欧州では「ネック」と発音する!)が多少ある程度です。
で、どこのメーカーが強いか、というと・・・
一番強いのはやっぱりフィンランドのメーカーのノキア(NOKIA)です!
どちらかと言うと通話機能とSMS(ショートメッセージ)だけの
単純な機種が多く、独特の着信音ですっかりおなじみになっています。
次が意外にもアメリカのメーカーであるモトローラ。
こちらは超薄型のケータイ「モト・レーザー(MOTO RAZR)」で一躍人気が出ました。
モト・レーザーは日本でもドコモから発売されています。
そしてもっと意外なのが韓国のメーカーのサムスン。
こちらは日本同様、高機能がウリですが、
日本とは違い、とにかく小さいのです。
韓国メーカーなのに、i-mode対応の機種も存在します。
(注:ヨーロッパでもフランス・ギリシャ・イギリスなどでi-modeがある!)
※i-modeはNTTドコモの登録商標です。
ですので、ドコモと提携してのサービス提供になっています。
日本関係で健闘しているのはソニー・エリクソン。
但し、合弁相手のエリクソンがスウェーデンの会社なので、
ヨーロッパのメーカーといってもいいでしょう。
得意な機種がウォークマンケータイなのは日本と同じです。
さらにフランスのメーカーのサジェム(SAGEM)、
ドイツのメーカーのシーメンス(SIEMENS=富士通と資本関係あり)など、
日本ではお目にかかれないメーカーがたくさんあります。
だから、聞こえてくる着信音で「ああヨーロッパに来たなぁ」って
実感できるのかもしれません。