2008年10月25日、ヨーロッパで日が沈むと、
いつもよりも1時間長い夜が始まります。
それを狙って、特にイギリスではクラブなど夜の歓楽街で
特別イベントを行い、いつも以上に盛り上がります。
週末と言うこともあって、盛り上がり方も半端ではありません!
なぜこうなるのでしょうか?
実は2008年は、グリニッジ標準時で10月26日午前1時になると、
それまで1時間進めていたサマータイムが終わるからです。
まずは過去ネタ「
サマータイムのルール」をご覧ください。
ところで実際に時計の針を戻すタイミングはいつになるのでしょうか。
実はグリニッジ標準時(Greenwich Mean Time: GMT)そのものには、
サマータイムはないので1年中同じ時を刻んでいます。
このため、サマータイムが終わる時の時計は、
GMTに1時間を足した2008年10月26日午前2時ということになります。
よって、この日は午前2時に時計を1時間戻して
午後1時にするという計算になります。
サマータイム自体は以前からヨーロッパに存在していましたが、
イギリスと他のヨーロッパ諸国とでルールが異なっていました。
このため、GMTにおいて10月の最終日曜日の午前1時に
サマータイムを終わるという共通ルールが始まったのは、
意外にも最近のことで1996年からです。
ここでやたらとGMTと書いているのには大きな意味があります。
イギリス標準時はGMTと同じなので、
サマータイムは
10月の最終日曜日の午前2時に
時計を1時間戻して終了します。
ところがフランスやドイツ、ベルギーなど、
自国の標準時がイギリスより1時間進んでいる国では、
10月の最終日曜日の午前3時に時計を1時間戻して終了するのです!!
よって、ヨーロッパのサマータイムは、
日本時間の2008年10月26日午前10時に終わることになります。
この時、イギリスは日本よりマイナス8時間からマイナス9時間に、
フランスなどヨーロッパ大陸の多くの国では
日本よりマイナス7時間からマイナス8時間に変わります。
くれぐれもご注意ください!
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