このネタは
【前編】からの続きです。
フィンランド航空AY839便は、定刻より4時間半も遅れて
18:30過ぎにヘルシンキ・ヴァンター空港を発ちました。
そして、3時間ほどのフライトの後、
夕暮れのロンドン・ヒースロー空港に着きました。
時刻は午後8時(20時)になろうとしていました。
いつも混雑する入国審査もスムーズに済み、荷物受取場へ行きました。
しばらくしてターンテーブルが回り始めましたが、
荷物が2〜30個出てきただけで、それ以上出てきません。
その後、フィンランド航空の代理である
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の係員が
「届いている荷物はこれだけですので、不着の方は手続きしてください。」
と大声で案内しました。
振り替え客は、浮かぬ顔をして手続きを始めました。
Seaviewの荷物も届いていませんでした。
手続きでは、荷物を預けた時にもらった
クレイムタグの控えで荷物の番号を記入し、
荷物の特徴、送り先の住所・氏名、そして携帯電話の番号を書きました。
その後、改めて不着預託手荷物の番号をもらいました。
空港からボーンマスへの高速バスも予約していましたが、
既に発車済みで間に合いませんでした。
完全に疲れきっていたので、ボーンマスへ戻るのをあきらめ、
空港近くのホテルに行き、飛び込みで宿泊させてもらいました。
翌日、テレビのニュースで事の重大さを知りました(写真)。
多くの便が欠航したことも知りました。
さらに預託手荷物の流れが滞り、
空港に行き先不明の荷物が大量に滞留していることも分かりました。
ありがたいことに、BAには不着手荷物の状況が
ウェブサイトで確認できるようになっていました。
はじめは自分の荷物の番号を入れても「不明」となっていたので、
「白のハードのスーツケースで、AMEXのタグが付き、
○○のステッカーが貼ってある」
と送信フォームに書いて送ったら、その日の夕方には
「発見されました」の表示に変わりました。
そして3日後、携帯にSMS(ショートメッセージ)が入り、
まもなく自宅に届きます、と知らされました。
こうして、ようやく荷物が手元に戻ったのです。
落ち着いて対応すれば、トラブル解決はかえって速くなります。
あわてずに手順を踏んで、対応しましょう。
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