現在、北京で熱戦が繰り広げられているオリンピック。
Seaviewの出身中学校の卒業生が日本代表として出場していますが、
金銭的な理由で泣く泣く北京での観戦をあきらめました。
これと似た状況は、4年前のアテネオリンピックでもありました。
同じ選手がこの時も日本代表で出場していました。
その時は、イギリスで大学院に入るための語学補習コースで、
必死の思いで勉強していたため、アテネでの観戦を断念しています。
アテネでの情報は、語学補習の休み時間にネットにアクセスして
状況をその都度確認していました。
そして、金メダル獲得の情報が入ると、すぐに同級生に自慢して回ったのを
今でも鮮明に覚えています。
この選手の名は柔道女子63kg級の谷本歩実選手です。
小学校や中学校の時は、必ずしも抜きん出た力を持っていたわけではありません。
自分より年下の選手にもかなわなかった彼女が、
地道に練習を重ねた結果、ついに世界の頂点に立ったのです。
谷本選手への応援は、2006年9月に大学院で修士論文を提出した後、
柔道国別対抗ワールドカップがパリ・ベルシー体育館
(過去ネタ参照)で
開催されたことで実現しました。
当時住んでいたボーンマスからロンドンに出た後、ユーロスターでパリに入り、
当日券を窓口で買って、観客席でひとり一生懸命応援しました。
残念ながらこのときは3位に終わりましたが、
直接応援できたことに満足してイギリスに戻りました。
その後、アテネの会場へはパラリンピックの観戦で訪ねることができました。
青い空に映える白い建物。オブジェも白で統一され、
見事なコントラストを描いていました。(写真)
その一方で、売れ残ったアテネオリンピックの記念グッズが
大幅値引きで売られていて、ピンバッジを中心にたくさん買い込みました。
アテネパラリンピックのネタは改めて紹介する予定です。
今はオリンピックの真っ最中。
日本選手の健闘を心よりお祈りします。