夜に船でイギリスのプール港に到着したあと、
タクシーでバスターミナルに向かいました。
タクシーでボーンマスに行ってもよかったのですが、
お金を節約するためバスに乗り換えです。
プールからボーンマスへは2つのバス会社が競争しています。
ひとつはトランスデフ・イエローバスで、黄色いバス。
もともとはボーンマスの市バスですが、
民営化されてフランスの企業グループの傘下に入りました。
(注:2011年3月、トランスデフはイエローバスを
RATP(パリ市交通公団)に売却し、
親会社が変わったため、現在は「イエローバス」の名前になっています。)
もうひとつはウィルツ・アンド・ドーセットバスで赤いバス(通称レッドバス)。
こちらはプールに本社があります。
以前から民営バスでしたが、近年ゴー・アヘッドグループの傘下に入りました。
プールとボーンマスはどちらも人口が15万人前後で、
別々の自治体ではあるものの市街地は完全に一体化しています。
このため旅客流動も非常に多く、
レッドバスはプールとボーンマス・ランズダウンの間は5分ごとの運行です!
イエローバスも同じ区間を10分おきで運行しています。
レッドバスはこの区間で運行しているバスに
「モアバス」(morebus)という愛称をつけています。
イギリスでは珍しいエアコンつきの新車で走らせ、
乗客数を飛躍的に伸ばしてイギリスでも注目の的になりました。
その結果、UKバスアワードを受賞する栄誉にも恵まれました。
一方、イエローバスは小規模の地方都市では珍しいダブルデッカーで
多くの便を運行しています。
磁気式のプリペイドカードを早くから導入し、7日間からの定期券もあります。
そのカードの名前はずばり、イエローカード!!
サッカーファンにはあまりありがたくないカードでもあります(!?)。
いずれも乗車時に行き先を告げて、運転手にお金を払って切符を買います。
お札の場合は5ポンド札なら問題ないですが、
それ以上のお札は使わないほうが無難です。
3回以上乗る予定がある場合はデイチケットがお得で便利です。
このデイチケットも運転手から購入可能です。
Seaview@ボーンマス