ジョークを言うのが大好きなイギリス人。
バスの広告も半端ではありません。
前回のネタでもご紹介しましたが、
日本語では事務弁護士と訳される法律家・ソリシターは、
バスに広告を出しているケースが少なくありません。
最近は日本でも弁護士事務所が電車内で広告を出していますが、
イギリスの場合はこの比ではありません。
「離婚795ポンド 追加なしの固定料金」
というキャッチフレーズ、日本ではとても考えられません。
ボーンマスのイエローバスでの実例です。
もしバスに乗り遅れたら、さあどうしましょう。
「バスを逃した?お電話ください!ユナイテッドタクシー」
バスの車体にタクシーの広告というのもユニークですが、
乗り遅れたらタクシー、というのは、
いかにも「おこぼれちょうだい!」と言っている感じで笑えます!
こちらもボーンマスのイエローバスでの実例です。
スポンサーではなく、バス会社が自ら広告に近いものをつけるケースもあります。
プールに本社があり、ボーンマスでも普通に見かける
モアバス(ウィルツアンドドーセットバス)では、
2006年のFIFAワールドカップ開催時に、イングランド代表選手の名前を、
1台に1人ずつ、イングランドの国旗と共にバスに表示しました。
いかにもサッカー好きの国民性を感じさせます。
地元自治体に協力する形で広告塔として走るバスもあります。
世界自然遺産「ドーセット及び東デヴォン海岸」の観光に便宜を図るため、
ファーストバスドーセットでは、この世界遺産の愛称をとって
ジュラシックコーストバスの運行を行っています。
運行地は人口が少ない過疎地を結んでいるため、
地元の自治体から補助金を受けて運行していますが、
それと同時に世界遺産のPRも兼ねて、専用塗装を採用しました。
バスを見るだけでもお国柄が表れていて、なかなか面白いものです!
コメントはまだありません。