□ネット
ネットですが、ネットなら何でもいいのでは?という人も多いでしょうし、私も最初は昆虫採集用の網を使用していたくらいです。しかし、ネットにもきちんとしたルールがあります。
現在ネットには、ナイロン製とラバー製があります。一般に管理釣り場で使用するにはラバー製がお勧めです。
ナイロン製は安価で大型のものも数多くありますが、管理釣り場ではタブーとされています。理由として、管理釣り場で多く釣ることのできるトラウト族の皮膚は非常にデリケートで、薄い粘膜で覆われています。熱に非常に弱く人間の皮膚の体温でも命にかかわる火傷を負ってしまいます。つまり、ナイロン製のネットでトラウトを掬ってしまうと(ランディング)すると、トラウトの皮膚がひどい傷を負い、せっかくリリースをしてもすぐに死んでしまいます。ですので、管理釣り場ではラバー製のネットを使用することをお勧めいたします。
余談になりますが管理釣り場で、よく白いカビのような皮膚をした魚を見ることがあります。その白い部分は人間の手によってつかまれた部分が化膿しているのであり、リリースしたときに粗雑に扱ったものでもあります。後からくる釣り人のために、またトラウトのためにも、出来るだけスムーズなリリースを心がけたいものです。
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