TOP > マニアーナ! > まゆみん解説 亀の飼育 大辞典道場 > ネタ
二ホンイシガメの飼育方法(用意するもの、餌、日光浴、水替え、冬眠)と、飼い方のコツをご紹介します。イシガメは、日本の気候に適応しているため寒さに強く、キレイな水を好むのが特徴です。飼育の基本は、クサガメやミシシッピアカミミガメなど)と変わりません。
カメ図鑑 ニホンイシガメ
学名 Mauramys japonica
英名 Japanese pond turtle
生息地 日本(本州・四国・九州)
甲長 ♂8〜12cm ♀15〜20cm
食性 雑食性
世界中で日本のみに生息している日本固有種の亀です。昔は、甲羅の形や色が小判のようなところから「銭亀(ゼニガメ)」と呼ばれていました。
●ニホンイシガメの生態
里地里山の池や川を中心に、山奥の小川など水がきれいな場所を好んで生息しています。
雑食性で、動物質のものも植物質のものも食べますが草食が強いタイプのカメです。
自然界では、おもに魚や昆虫のほかカエルなどの両生類や、水草など植物も食べます。
近年、環境汚染や開発などでニホンイシガメの生息地が減り、野生個体が激減しています。
以前は川や池で捕獲して飼うのが普通でしたが、最近では見かけることが減ってきています。
(イシガメのベビーは、ペットショップで2000〜4000円ほどの高価格がつくようになりました。)
ニホンイシガメは、雄雌で倍ほどの体格差があり、雌の方が雄の二倍ほど大きく成長します。
雌は、一度交尾すると遅延受精といって精子をそのまま蓄えておくことができます。そのため
2年ほどの間は有精卵を産むことができるんです。
性格は、クサガメと比べると神経質な面もあり繊細ですが、穏和で優しくおっとりしています。
クサガメの次に人に慣れやすいとされ、寿命も長く、上手に飼えば20年以上にもなります。
●ニホンイシガメの飼育
もともと日本に生息する種類のカメなので、寒さに強く日本の気候に適応している種類です。
飼育の基本は、普通の水棲ガメ(クサガメやミシシッピアカミミガメなど)と変わりませんが、
イシガメは、クサガメやアカミミガメよりもキレイな水を好み、水質が悪いと皮膚病になります。
とくにベビーは皮膚病(イシガメ病)にかかりやすく、水換えをこまめにすることがポイントです。
◆水槽とレイアウト
子ガメは、45cm水槽・プラケース・小さめの衣装ケースなどで飼育することができます。
成長とともに、大きな水槽・トロ船・自作ケージなどへお引越ししていくのがおすすめです。
広さ・・・甲長10cm前後で60cm水槽、それ以上では90〜120cm水槽ほどの広さが必要。
水深・・・甲羅の3倍ほどの深さまでたっぷりと水を入れると、悠々と泳ぎ回ります。
陸場・・・体をしっかり乾かすことのできる広さで、レンガや植木鉢など安定したもの。
◆日光浴のさせ方
普通の水棲ガメさんと同じように、できるだけ毎日自然光に当てて日光浴をさせます。
(日光浴の際、水槽内が蒸れていたり、通気性が悪いと皮膚病になりやすくなります。)
◆水温と水質管理
キレイな水の場所に生息しているため、水質が悪くなると皮膚病になりやすいので注意。
できるだけ毎日水換えするか、フィルターをつけて水質の悪化を防ぐのがポイントです。
水温の適温は、ほかの水棲ガメさんと同じように25〜30℃前後がもっとも活発になります。
ただ、寒さにかなり強い傾向があるため20℃以下でも元気に泳ぎ回る子が多いです。
◆冬眠のさせ方
ニホンイシガメは、もともとかなり寒さには強く丈夫で冬になると冬眠をして冬を越します。
寒さに強いため、冬眠をさせるときは水温は5℃以下にならないとなかなか寝てくれません。
ベビーや幼体は寒さに弱いので、冬眠させずに保温飼育してあげることをおすすめします。
ニホンイシガメは、最近は日本だけでなく海外(とくにアメリカやヨーロッパ)でも人気です。
そんなイシガメさんたちの生息域と野生の個体たちが守られることを願ってやみません。
ステキなカメライフを〜♪ マニアーナ!まゆみんでした。
カメの 飼い方・楽しみ方 BOOK ¥1,155(税込) | テトラレプトヒーター 50W(安全カバー付) 【35%OFF】 | 水を汚さない餌 Hikari カメプロス 70g ¥525(税込) | 殺菌・水質調整剤 テトラレプトセイフ 【35%OFF】 | ミズガメ用バスキング スワンプグロー50W 【30%OFF】 |
ブログ? そんなの必要ありません! 今日から、いきなりアフィリエイトスタート!
【まにあ道アフィリエイト】まにあ道ならAmazonアソシエイトIDを利用してネタを書くだけで、お気軽に始めていただけます。
コメントはまだありません。