日本に航空自衛隊のブルーインパルスがあるように、
イギリスにも空軍(Royal Air Force)にレッドアローズ(Red Arrows)があります。
曲芸飛行(アクロバット)のチームとして有名です。
公式サイト(英語)はこちらです。
http://www.raf.mod.uk/reds/
この編隊は、BAE(ブリティッシュ・エアロスペース社)製の
Hawk T1という練習機を使用しています。
イギリス国産の軍用機で、爆撃機などに比べれば小さな機体ですが、
飛行速度はマッハ1.2まで出すことができます。
但し航続距離は1000ノーティカルマイル(=1852km)しかありません。
軍用機としては珍しく、真っ赤に塗装されています。
また、機体はお世辞にもスマートとは言えず、
すんぐりむっくりしたイメージです。
そんな外見でもやっぱり軍用機。
運動性能に非常に優れた機体として定評があり、
1979年よりレッドアローズで使用されています。
レッドアローズはイギリス各地でイベント時に曲芸飛行を行います。
Seaviewが2年半住んでいたボーンマスでは、
毎年8月中旬に海岸沿いの海上で曲芸飛行を行い、
地元住民だけでなくイギリス各地から多くの観光客を集めます。
また、2年に1度行われる
ファーンボロ・エアショーでは、
展示飛行の大トリとして華やかに締めくくります。
曲芸飛行の醍醐味は、色の付いたスモークです。
レッドアローズに使用するHawk T1の場合、
白スモークは5分間、赤と青はそれぞれ1分間出すことができます。
レッドアローズは多くのイベントで曲芸飛行を行っています。
先日もシルバーストーンで開かれたF1イギリスグランプリの際にも飛来しました。
前述のファーンボロ・エアショーでは4日間行われるほか、
従来1日だけだったボーンマスでは、今年から3日間行われます。
詳細は上記アドレスのレッドアローズ公式サイトでトップページから
Display Info→Display dates and venuesにアクセスしてください。
コメントはまだありません。