カブト二オイガメの生態や飼い方(水槽・飼育環境・餌・日光浴・水温などの基本)についてです。
カメ図鑑 カブトニオイガメ
学名:
Sternotherus carinatus / 英名:Razorback musk turtle
分布:アメリカ合衆国
大きさ: 10〜13cm前後(最大甲長16cm
)
食性:おもに肉食性の強い雑食性
(写真左:亜成体 写真右:ベビー / 写真提供 kameloveさん)
●カブト二オイガメの生態
水生傾向が強く、流れがゆるやかで水底が柔らかい川・池・沼などに生息しています。
寒さに強く丈夫で冬眠が可能。北部に生息するカメさんたちは寒くなると冬眠しています。
野生では、昼間に活動するよりも薄暗い明け方や夕方に活動することが多いようです。
夏になって気温が上がってくると、水深の深い場所にもぐってあまり活動しなくなります。
温度が低めの時期は、体温を上げるために日光浴をするので昼間に活動するようです。
肉食が強い雑食性で、おもに魚・貝類・昆虫を中心に、藻などの植物も食べています。
カブニの特徴としてほかの種類のカメと異なっているのは、オス・メスの大きさが逆!!
カブニは、成長するとメスよりもオスのほうが若干大きくなるめずらしい種類です〜♪
(オスはメスよりも大きく成長し、メスに比べて背甲が平らで長細い形になります。)
●カブト二オイガメの飼育
かなり気質が荒いカメさんなので、飼育する場合は一頭ずつの単独飼育が向いています。
大きさは小型なものでも、噛む力はものすごく強いので噛まれないよう注意が必要です!!
◆水槽と飼育環境
水生傾向がかなり強いカメさんなので、スッポンなどと同じアクアリウムのレイアウトに。
ただ、日光浴や休憩もするので体がしっかり乗るくらいの安定した陸場が必要になります。
子ガメさんは溺れやすいため、浅い場所(甲羅が全部隠れるくらいの水深)を作ります。
水槽・・・子ガメは45〜60cm水槽、ある程度成長したら90cm水槽。
ライト・・・バスキング、紫外線ライト(強すぎない程度の紫外線に)
フィルター・・・水質悪化に弱く病気になりやすいので常に清潔に。
水深・・・のびのびと泳ぎまわることができる水深と水量をキープ。
適温・・・水温25〜30℃が適温。
◆日光浴のさせ方
ベビーや幼体の頃は紫外線が必要ですが、ある程度育つと紫外線をあまり必要としません。
(ただ、幼体のうちにあまりに紫外線が足らないとクル病になってしまうので注意が必要です)
紫外線は、紫外線ライトは度数5.0くらい。窓ぎわなどで日光浴させてあげるだけで充分です。
かなり水生傾向が強く、クサガメやミドリガメさんのようには紫外線は必要としませんが、
体温を上げるために甲羅干しをしに来ることが多いので、陸場とホットスポットは必要です!!
体全体がしっかり乗るくらいの陸場を作り、朝〜昼間は陸場にバスキングライトを当てます。
※カブニさんは甲羅が分厚く高いぶん、体温を上げるのに時間がかかるそうです(゜▽。;;;)
◆餌の種類・与え方
肉食の強い雑食で、野生下では魚・昆虫・甲殻類・貝など硬いものを噛み砕いて食べます。
WC(ワイルド)個体だと、なかなか餌付けが難しくて人工の餌を食べない子が多いそうですが
CB(繁殖)個体は人工の餌もちゃんと食べてくれる子が多いのでCBのほうが安心です!!
子ガメには頭の大きさくらいの量を一日2〜3回にわけて与えます。成体は一日1回。
最近、ここ10年くらいで人気が出てきたカブニさんや二オイガメの仲間たち!!
これからも注目していきたいと思います(≧▽≦) マニアーナ!まゆみんでした☆
解説者 まにあ道イメージガール マニアーナ! まゆみん
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