1990年代から海外留学が非常にさかんになりました。
中でも短期語学留学は人気があり、最近は落ち着いてきたものの
かなりのブームになっています。
しかし、残念ながら留学に関するトラブルは少なくありません。
また、目的が留学であるゆえに、行き先の情報が限られることもあります。
このため、SNSなどでの情報交換が盛んになっていますが、
1度のしかも短い経験で回答する人が多いために、
断片的な情報しか入ってこないのが現状のようです。
まず、はじめに考えて欲しいのは目的です。
あなたは何を学びたいのですか?
通訳者になりたいのですか?
翻訳者になりたいのですか?
ガイドになりたいのですか?
それとも英語を身につけたあと、
本来の自分の専門分野(マネジメント、法律、経済、芸術など)を
深めることが目的ですか?
単に「英語が話せたら何かに役に立つ」という安易な目的なら、
たとえ短期留学であってもお勧めしません。
また、英語ができれば外資系企業に入りやすい、と思う人もいるかもしれませんが、
外資系企業は日本の企業とは違って即戦力のプロフェッショナルを求めるので
その分野のビジネスでのスキルを問われます。
また、外国人の友達をつくりたいとか、
異文化体験をしたいというのであれば、
わざわざ留学にその目的を求める必要はありません。
単なる長期滞在でもその目的は達成できます。
イギリスにはワーキングホリデーの制度があるので、
それを利用することをお勧めします。
また、その程度の語学力は日本の国内でも身につけることが可能です。
Seaviewは日本で語学力を身につけていきなりイギリスの大学院に入りましたが、
住んでいた地域では日本人語学留学生の英語レベルが低い人が
多いのを見て愕然としました。
それどころか、中国人や韓国人などは大学などに入る目的でがんばっているのに、
日本人は語学学校を出たらそれでおしまいの人が多いのです。
もったいない話です。
海外にあこがれる気持ちは分かりますが、
留学は旅行とは違うということを理解することが必要です。
まずは何を目標とするのか、よく考えてから行動してください。
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