ロンドンの地下鉄の最新路線は、ジュビリー線です。
この路線は都心のウェストミンスター駅を境に雰囲気が大きく変わります。
ウェストミンスターから北西方向は、かなり以前から存在していた路線で、
通常のロンドン地下鉄の雰囲気とあまり変わりません。
ところがウェストミンスターより東方向は、パリの
メトロ14号線にも匹敵する
超近代的な路線となっているのです。
ウェストミンスター以東はプラットホームに
京都市営地下鉄東西線や東京メトロ南北線と同様のホームドアが設置され、
さらにどの駅にも徹底したバリアフリー対策が施され、
車イスの乗客もスムーズに乗り降りできます。
中でも一番近代的な印象を受けるのは、
カナリーワーフ(Canary Wharf)駅です(写真)。
この場所はかつて造船所があったドックランド地区を再開発して
近代的な高層ビルで摩天楼を形成し、
HSBC(香港上海銀行)やシティグループ、バークレイズ銀行など、
金融業界の新しいオフィスが集中しています。
カナリーワーフ自体が超近代都市なので、駅も広い地上入り口、
吹き抜けになったプラットホーム、そしてホームドアの設置と、
今までのロンドン地下鉄の常識を覆す雰囲気を持っています。
とかく狭苦しい印象があるロンドン地下鉄も、
ここでは車両を除いて広々とした印象を受けます。
この場所は平日はビジネスパーソンが慌しく行きかうエリアですが、
週末、特に日曜はあまり人がいません。
このような時には駅構内で麻薬の密売人が出没することもありました。
疑わしい人とはかかわらないように気をつける必要があります。
もっとも、人がたくさんいるときは心配は全くいりません。
どんな時でも悪い誘惑には乗らないように、気をしっかり持ちましょう。
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