イギリス人という定義は、イギリスの国籍を持つ人を指します。
決して人種ではないので要注意です!
イギリス人にはもともとの先住民族であるケルト系、
ゲルマン民族の大移動でやってきたゲルマン系(アングロサクソン)、
香港から移住した中国系(華人)、インド周辺から移住したインド系、
そして計画的な移民としてやってきたカリブ系などがいます。
逆に白人であっても、イギリス国籍を持たない人がたくさんいます。
これはどういうことなのでしょうか?
現在、EU統合によって域内での労働力移動が顕著になっています。
厳密に言えば、EEA(欧州経済領域)という制度があり、
EUに加盟していないノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインが
このEEAに加盟していて、EU+EEAのエリアで
労働力移動が可能になっているのです。
このため、ノルウェー人の友人は現在イギリスで、
イギリス国民と同じ条件のもと、合法的に働いていますし、
ラトビア人の友人はイギリス人と同じ条件で大学に入学しています。
EUが旧東欧諸国に拡大した時、ひとつの大きな動きがありました。
それは、ポーランド人が大量にイギリスに職を求めて移って来たことです。
ポーランドはEU加盟と同時に容易に他のEU・EEA諸国への
労働移動が可能になり、景気がいいイギリスに向かったのです。
イギリスでは人手不足の状態になっていたため、
こういった状況でポーランド人は貴重な労働力として迎えられました。
その一方で非EU・EEA国民にとっては、
今まで以上にイギリスで働くことが困難になる結果をもたらしました。
Seaviewはイギリスの内務省(Home Office)からResidence Permit(居住許可証)の
交付を以前に受けていたため、期限が切れた後の入国の際には、
「仕事を探したり、仕事をする目的の入国ではないですよね?」
と念を入れて確認を取られるような状況なのです。
このような状況なので、どこの国でも同じことではありますが、
イギリスに入国する場合はくれぐれも目的を偽らないようにしましょう。
疑わしいことをいうと、入国が拒否される場合があります。
単なる観光ならいいのですが、留学や労働を伴う場合は、
計画する前に念入りに必要な要件を確認することを強くお勧めします。
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