以前のネタでも書きましたが、Seaviewは牡蠣が大好きです。
日本では基本的にカキフライや水炊きで牡蠣をいただいていますが、
焼牡蠣もおいしいものです。
フランス人も牡蠣が大好き。
もちろん調理もしますが、一般的には生牡蠣で食べることが多いです。
フランスには2種類の牡蠣が存在します。
ひとつは、丸い形の牡蠣で「ブロン」といいます。
(写真では盛り皿の両側に3個ずつある小さい丸型の牡蠣)
この牡蠣はフランスの在来種の牡蠣で、
やや歯ごたえがあり、色も赤みがかっています。
しかし、この牡蠣は病気に弱く、
過去にこの種類の牡蠣に伝染病がはやり、
大量に死んでしまったことがありました。
それ以来生産量は激減しており、
今では食べられる店も限られている上に
値段も高くなってしまっています。
もうひとつは「クルーズ」といいます。
(写真では盛り皿の中央部にある12個の細長い牡蠣)
見かけは日本の牡蠣と変わりません。
というのも、もともとは日本から導入された牡蠣なのです!
ブロンが病気に弱かったことから、
病気に強い牡蠣を探したら日本種になったということだそうです。
このあたりの話は、エールフランスの日本語版機内誌に載っていました。
もっとも味は日本とは違います。
やはり育つ海の環境が違うので、生で食べる味は
いかにもフランス、という感じがするのです。
なお、牡蠣は日本同様にデリケートな食べ物なので、
衛生管理がしっかりしているフランスではありますが、
できるだけ在庫の回転が速く、新鮮な牡蠣を出す店でいただきましょう。
泊まっているホテルの人に牡蠣のおすすめの店を
紹介してもらうのが一番確実な方法です。
コメントはまだありません。