日本では8%の消費税がかかることは皆さんご存知の通りです。
実はこの消費税には2種類あるのをご存知ですか?
国が課税する「消費税」が6.3%と
都道府県が課税する「地方消費税」が1.7%の合計8%なのです。
厳密には「地方消費税」は「消費税額の63分の17」という計算になります。
(例:1000円×6.3%=63円、63円×17÷63=17円、63円+17円=80円)
「基本ネタの割りにちょっと専門的だなぁ」と思ったあなた!
実はSeaviewは地方税の賦課事務をしていた元徴税吏員なのです!!
ヨーロッパではかなり以前からかなり高率の消費税が存在します。
現地の言葉を訳すと、正確には「付加価値税」となります。
イギリスでは17.5%のValue Added Tax(VAT)がかかります。
(注:2008年12月より期間限定で15%に引き下げ
2011年1月4日より20%へ引き上げ)
日本とは違い、食料品など日用品は非課税になる場合が多いです。
ただ、レストランなどで外食したりした場合は課税されます。
レシートには徴収義務者番号が記載されていて、
店によっては課税額を内訳方式で記載することもあります。
また、他に計算書を発行するよう場合は、
「この計算書は税の納付の証明には使用できません」
という但し書きが付きます。
つまり、納税証明を兼ねているのです。
フランスでは19.6%のTaxe a la Valeur Ajoutee(TVA)がかかります。
ただ、食品などはイギリスのような免税にはならないものの、
5.5%の軽減税率が適用されています。
イギリス同様、外食の場合は標準税率の19.6%が適用されます。
フランスの場合もレシートが税の納付済証としての役目を持っていて、
かならず徴収義務者番号が表示されているのが特徴です。
他のヨーロッパの国でもだいたい20%前後の税率なのが一般的で、
すべて内税方式で課税されています。
このように高率の消費税がかかっている、ということは、
裏返せば免税ショッピングの利点が大きい、ということになります。
こちらについては改めてネタとして書く予定です。