ヨーロッパは、スペインやイタリア、クロアチア、ギリシャなど
南部の国は温暖な気候ですが、他は日本に比べれば気温が低めです。
しかし、イギリスは北海道よりも緯度が高い場所にあるのに、
冬はそれほど厳しくありません。
なぜでしょうか?
これはアイスランドにも言えることですが、
メキシコ湾流という温かな海流が、
名前のごとくメキシコから流れてくるために、
その影響で気候が穏やかになっているのです。
さらにイギリスには高い山がないため、
雪もそれほど降らないことから、スキー場も見当たらないのです。
このためイギリス人はスキーをするために南へ向かうのです!!
具体的にはフレンチアルプスやスイス、イタリア北部が中心です。
飛行機もチャーター便を中心にスキー客を運ぶほか、
ロンドン・セントパンクラス駅からは
今年もユーロスターのスキー列車が、
フランスのスキーリゾートである
ブール・サン・モーリスまで直通で走るのです!
それでは、なぜ南のフランスの方が雪が多いのか?
理由はスキー場そのものが標高の高い場所に位置することと、
(標高2000m級のスキーリゾートもみられる!)
海流の影響を受けない内陸部にあることから
気温が低いということが挙げられます。
単純に北の方にあるからといって、
必ずしもスキーができるわけではない、という
意外なヨーロッパの気候の一面をご紹介しました!
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