イギリスのみならずヨーロッパを旅してみて、
なんか英語での表現が日本で習ったのと違う、と感じたことはありませんか?
実はアメリカで使われる英語とイギリスで使われる英語には
少し違いがあるからなのです。
ヨーロッパ全体でも英語表記は基本的にイギリス英語なのです。
★スペルの違い(アメリカ英語→イギリス英語)
色:color→colour
近所:neighbor→neighbour
中心:center→centre
劇場:theater→theatre
プログラム:program→programme
★単語の違い(アメリカ英語→イギリス英語)
トラック(自動車の):truck→lorry
ガソリン:gasoline→petrol
出口:exit→way out
高速道路:freeway→motorway
落第:fail→refer
イギリス人に言わせれば、
「英語は名前のごとくイングランド発祥だからイギリスが正確なもので、
アメリカ人が勝手に英語を変えてしまっている!」
とのことだそうです。
一見、暴言ともとれないことはないのですが、
実は香港やオーストラリアで使われている英語は
イギリス英語が基本になっていて、あながち言い過ぎでもなさそうです。
というのも、イギリスとその旧植民地は現在も
英連邦(The Commonwealth)といって連合体を形成しており、
政治的には首脳会議を定期的に行なったり、
メンバー国同士でスポーツ大会を独自に開催しているため、
結びつきが非常に強いのです。
このため、こういった場では当然のことながら
イギリス英語が使われることになります。
従って、ヨーロッパのみならずイギリス英語は
一般的に思われている以上に広く使われているので、
知っていて損はないと思います。