地名の呼び名は、その言語によって変わることがあります。
このため、英語での地名をうのみにしていると、
非英語圏のヨーロッパの国に行った時「あれっ?」と思うことがあります。
まずはイギリスの地名をフランスで見てみましょう。
ロンドンは英語ではLondonですが、
フランス語ではLondresと書き「ロンドレ」と読みます。
次いでエディンバラ。英語ではEdinburghですが、
フランス語ではEdimbourg(正確にはEにアクセント記号が付く)となり、
「エダンブール」と読むのです。
フランスにはストラスブールやシェルブールといった都市もあり、
何らかで共通の意味があると考えられます。
違いが際立つのはドイツ語です。
ドイツの地名は、ドイツ語と英語では異なることが多いのです。
日本語では戦時中の同盟関係の名残か、ドイツ語に忠実ですが、
英語では違う名前になるために、英会話では結構混乱することになります。
ミュンヘンMunchen(正確にはuの上にふたつ点が付く)は
英語ではMunich(ミューニック)になりますし、
ケルンKoln(正確にはoの上にふたつ点が付く)に至っては
英語・フランス語ではCologne(コロン)となるのです。
ちなみに化粧水にオーデコロンというのがありますが、
これはフランス語のEau de Cologneを日本語読みしたもので、
直訳すると「ケルンの水」となります。
実はこの変化は日本の地名でもみられます。
Tokyo(東京)はドイツ語で書くとTokioとなるのです!!
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