ヨーロッパのサッカー最強国を決めるUEFA欧州選手権。
Seaviewは16年前に行われたEURO1992でとばっちりを受けました。
EURO2008の開催を記念して(!?)、その時の様子をネタにすることにしました。
1992年当時、日本ではファン以外には知られておらず、
当然、Seaviewもそのことを知らずに、
当時の名古屋空港から香港経由フランクフルト行きのルフトハンザに乗り、
そこで乗り換えてデンマークのコペンハーゲンにやってきました。
宿の予約も持たず、まずは市内観光をしようと思い、
コペンハーゲン駅で荷物を預けようとすると、
満杯で預けることができませんでした。
このため市内観光をあきらめ、スウェーデンのイエーテボリに向かうことにして、
オスロ行きの列車に乗り込みました。
隣りにはノルウェー人の女の子が乗っていて、楽しく会話しました。
当時、デンマークからスウェーデンへは橋ではつながっておらず、
列車ごと連絡船に乗り込んでいきました。
そのこと自体が珍しい経験だったのですが、
連絡船内でも珍しい光景を見たのです。
実はデンマーク人サポーターが、EURO1992の決勝戦を応援するために、
大挙して乗り込んでいたのです。
当然、連絡船内では「オーレーオレオレオレー」と大合唱。
おかげで船内の免税店はサポーターに占拠され、商売上がったりでした。
列車に戻り、連絡船からスウェーデン国鉄の線路を走り始め、
数時間後、スウェーデン第2の都市・イエーテボリに到着しました。
ところがサポーターたちもここで一斉に降りてしまったのです!!
決勝戦が開かれたこの都市では、あちこちで厳重な警備が行われていました。
Seaviewはその中、路面電車に乗って市内を周り、
ホテルを訪ねては今夜泊まれないか尋ねて回りました。
しかしレセプショニストからは
「今日は何の日か知ってるよね。どこのホテルもいっぱいだよ」
という冷たい答え・・・
いかにヨーロッパ人にEURO1992<UEFA欧州選手権>が大事なイベントかを
思い知らされた瞬間でした。
この試合ではデンマークが優勝し、試合後デンマーク人が歓喜の声を上げていました。
その一方でSeaviewは宿が取れずに途方にくれていましたが、
最後の望みをかけて、ストックホルム行きの寝台列車の予約を試みたところ、
意外にもすんなりと取れてしまいました。
こうして野宿を回避することができました。
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